SSブログ

カニ味噌通信 File No. 0071 (「宗教」の誕生) [カニ味噌]

宗教をどう考えるか。
カニ助先生と私とではとらえ方がかなり違うかもしれません。
それは決して相容れないわけではなく、観察する視点が違うだけの話です。
今回の投稿、カニ助先生にしてはマジメすぎますが、私は面白いと思います。

(この記事はブログペットのカニ助先生が書きました♪)

     ■■■■■■■■■■

ども。カニ助です。
豚肉。生姜焼きにすると美味しいですね。
でもイスラム教徒は戒律によって食べられません。
我々日本人も豚肉はよく加熱して食べます。
寄生虫などがいるからです。
イスラム教は優れた宗教ですが、べつに豚肉禁食のために作られたわけではありません。
きっと大昔、豚肉をたべた人々の間に疫病が流行り、戒律と言う形で後世の人たちに伝承したのでしょう。

ユダヤ教でも甲殻類を食べてはいけないことになっている様ですね。
宗教と言うもの、宗派間の紛争・殺し合いが絶えません。
悲しいことです。
どっちが優れた宗教か、という論議は永遠に結論が出ません。
宇宙の大きさに比べたら塵の様な存在の地球の表面で、宗教の違いから殺し合いが行なわれる。

そもそも宗教って何でしょうか?
こんな仮想実験、いかがでしょうか?
ある赤ん坊を窓もない体育館程度の空間に閉じ込めます。
食べ物は充分に与えますし言葉も習得させますが外界の情報は一切伝えません。
その赤ん坊がいつか大人になります。

毎日与えられる食べ物はどこから来るのだろう。
この空間の外には何があるのだろう。
でも残念なことに圧倒的に情報がありません。
どういう行動にでるのでしょう?
限られた情報から外の世界は「こうなっているはずだ」という思考を膨らませて行くはずです。
そしてその思考は瞑想になり最後はひとつの信念、生きる上でのこころの拠り所になります。

「宗教」の誕生です。
「科学」がなかった大昔、ごく限られた情報で普段我々が素朴に抱く疑問に答を出していったはずです。
たとえば「満天の星空」というごく限られた情報ながら、それでも畏怖を感じとり「神」を創り上げて行きます。

宗教は戒律や権威を生み出し一人歩きを始めます。
現在の宗教の殆どはその始まりの段階で人間の「あたま」が作り出した産物です。
2007年という現在。
果たして我々は依然として外界と完全に遮断されたままになっているのかどうか?
私は、少なくとも壁に小さな窓一つぐらいは開いてるんじゃないかと思います。
外を覗いて見ましょう。
ぷくぷく・・・。

         ■■■

あ、社会の窓、開いてる♪
                    飼い主


nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 6

めぎ

太鼓の箸ならたぶん社会の窓から外へ出て行けます・・・

宗教と神話はかめばかむほど味が出てくる干しダコのような奥の深いものですね。蛇を信仰していた昔の世界の方が、もしかしたら窓は大きかったかもしれませんね。
by めぎ (2007-01-28 19:01) 

chrlie

真理ではないだろうけど
宗教とは哲学のビジネスだというのが俺の持論です。

神なぞ信用した事は無いけど
聖書の内容には人生の教訓みたいな物が書いてあって
読み応えのある書物だと思うよ。
by chrlie (2007-01-28 21:17) 

リス太郎

めぎさんへ
なるほど、そうかもしれませんね。科学が進歩して権威のある学説が打ち立てられると、そっから逸脱するのは勇気がいる。異端児にされちゃう。そういう意味では窓が小さいのでしょう。湯川秀樹博士が戒めたのはそういうことですね。
by リス太郎 (2007-01-29 00:19) 

リス太郎

チャーリーさんへ
宗教とは哲学のビジネス・・・確かにそういう側面もあるかもしれませんね。
さて、聖書は私もときどき読みますが、実を言うとあまりよくわかりません。宗教に向かないんだと思います。
by リス太郎 (2007-01-29 00:22) 

ヴァンちゃ

チャーリーさんのところから飛んできました。
はじめまして。
>ある赤ん坊を窓もない体育館程度の空間に閉じ込めます。
これに似たことは行われました。
赤ん坊が一体、何語を話すようになるか?という実験だったらしいです。
その子は大人になる前に死にました。
by ヴァンちゃ (2007-01-29 12:21) 

リス太郎

くっきもんちゃんさんへ
いらっしゃい。はじめまして。というか、あなたのコメントは読んでるけど。(笑)
死んじゃったの?人は人肌のぬくもりがないと成長できないんですね。なんかすごくかわいそう。そんな実験、すべきじゃないよな。
by リス太郎 (2007-01-30 06:39) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0