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川田龍平さんトーク&サイン会

私の勤める明石書店から川田龍平さんの本を出します。
『川田龍平 いのちを語る』という書名で、川田さんの考え方がまとめられ、著名人との対談もあります。
また、私が面白いなと思うのはアフリカを訪問したときの話を中心にした最終章です。
アフリカへは写真家の志葉玲さんが同行し、写真掲載も豊富です。
アフリカで世界会議に参加したり、ワンガリ・マータイさんやヴァンダナ・シヴァさんと会っています。
この本の出版記念として三省堂書店神田本店でトーク&サイン会を行います。
6月3日(日)午後1時半開場、2時開演、3時半終了予定です。
スライドで写真を見ながら川田さんと志葉さんの話が聞けます。

川田龍平を知らない人はいないと思ってたんですが、そうでもないようですね。
ほんとに日本人は忘れっぽい。
うちの新入社員どもなんか、「薬害エイズ」とか「ミドリ十字」とか言ってもポカンとしてやがる。
「大学院でました」はいいけど物知らずにも程がある。
世間知らずなのはある程度仕方ないが。

新聞は複数読めと言うのに「金がない」とかひょっとこみたいな言い訳しやがる。
そういうこと言ってるからいつまでも「小石川」なんや。
「新聞に書かれていることは捻じ曲げられてる」と言うので、居酒屋で半泣きになるまで罵倒してやった。
もちろん飲み代は私の財布から出します。

自分の身銭を切って後輩に飲み食いさすということを最近の人はしなくなりました。
これは実によくない風習です。
自分の懐具合ばかり気にしてちまちまと生きている。
私らの年代がこうだからひょっとこみたいな若者が出てくる。
この話はまたの機会にします。

薬害エイズ事件で菅直人厚生大臣(当時)が謝罪したのはたかだか11年前。
厚生省とミドリ十字の圧力に屈し、非加熱製剤を使用し続けた安部英。
2005年4月に88歳で死亡した。

安部の悲惨な最期はまさに天罰だと思います。
しかしその安部も最初は非加熱製剤使用に反対していた。
癒着した企業と公権力による被害者とも言えます。

ご存知のとおり、川田龍平さんは薬害エイズ訴訟の中心的人物です。
また最近は大学で教壇に立ったり社会運動をしたりしています。
今年7月に行われる参議院選挙に無所属で出馬するようです。
応援してあげたいと思います。

■トーク&サイン会の案内■

日時: 6月3日(日) 13:30開場 14:00開演 (15:30終了)
場所: 三省堂書店神田本店8階特設会場 (地下鉄神保町駅徒歩3分)
入場料: 当該書籍を三省堂書店神田本店でご購入いただければ整理券が配られます。

三省堂書店神田本店では6月1日より店頭に並ぶ予定です。
(5月31日に私が直納します。その他の書店では少し遅れます。ご了承ください)
本を神田本店で買えば入場できるということなのですが、買いに行く時間がない人は当日、会場でお買い上げください。ただし人数に制限があるので予め予約してください。

応募先: 明石書店営業部 担当 篠原  電話 03-5818-1171
「リス太郎」と言っても一部の人しかわからないのでご注意ください。なお、私が不在のときは営業部の者に「川田さんのサイン会に行く」とおっしゃってください。会社にいないことの方が多いので。「パパ」とか「小石川」とか言っても、日本語がぎこちないのでご注意ください。敬語を知らないので。

■本の紹介■

『川田龍平 いのちを語る』

川田龍平[著]
志葉 玲[写真]

あきらめなければ、できることがあります。一人ひとりが自分にできることは何かを考え、行動することで社会を変えていくことができます。その確信と行動が子どもたちにプレゼントできる「希望」なのです。世界とアジアのなかで、過去の歴史を見つめ、未来に希望をもって、子どもたちを育み、いのち、自然、誇りを伝えられる社会をつくりたいです。自分だけのしあわせでなく、みんなとしあわせを共有する社会にしていくために。

《担当編集者より》
(1)2007年1月12日、31歳になった川田龍平さんのこれまでのあゆみをわかりやすく、親しみやすく、きれいに表現する。特に、薬害エイズ裁判以降、川田さんが考えてきたこと・やってきたこと、今の気持ち・考えを伝える。
(2)これまでの川田さんのネットワークを生かし、いろいろな立場の方に登場していただきながら、川田さんの主張や人柄・プロフィールを描き出していきます。

《内容構成》
第1章 絶望でなく、希望をあきらめないで生きたい
第2章 いのちを伝える
 子どもたちに語る
 ・ 川田龍平学校講演
 ・ 子どもたちからの感想
 ・ 引き継ぎ伝えるいのち/岩辺泰吏(元・ジョナサン君とともにエイズを学ぶ会)
第3章 薬害エイズのたたかいを政治につなぐ――31歳の決意 
 トーク・トーク/保田行雄(弁護士)×川田龍平
第4章 環境と平和をつなぐ――キーワードは「いのち」
 トーク・トーク・トーク/辻信一(文化人類学者・環境運動家)藤岡亜美(スローウォーターカフェ有限会社代表)×川田龍平
第5章 地球のいのち――龍平、アフリカに行く
 ケニア・ナイロビでの世界会議参加(1月15~26日)
 ・グローバル・ヤング・グリーンズ
 ・世界社会フォーラム
  /ワンガリ・マータイ(ケニア環境副大臣、2004年ノーベル平和賞受賞)
  ヴァンダナ・シヴァ(インドの環境活動家)との対面など

A5判/並製
定価 1,470円
発行 明石書店


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コメント 4

もん

「国会議員の年収、いくらだと思います?」から重々お灸を据えられて、
「ニート対策を」な人寄せ去勢パンダでも、あれだけ騒がれたのですからね。
毎度毎度、カメラ担いでマイク向ける対象や矛先を、よくこれだけ変えて忘れ去れるものだと、その無節操ぶりにはある意味感心する。王子も宮城県知事もデスクの上の上から云われりゃ声や絵を撮りに走るしかないのでしょうが、オトナが次世代に見せるべき背中って、そんなもんじゃないよなぁ。それで「教育崩壊」「陰惨な事件が続く時代」っておまえらが云うな。かといって、新聞の行間すらも追えないヤツが報道の矛盾や意図ねじ曲げを批判するな。さて、休み、とれるかな。
by もん (2007-05-27 06:08) 

もん

追記:かなり忙しいみたいだね。男は外に7万人の敵(←多!)がいるから仕方ない。季節の変わり目だから、体調と尻の割れ目に気をつけて。
by もん (2007-05-29 02:39) 

リス太郎

もんちゃんへ
そのとおりだと思います。
尻の割れ目をお気遣いいただき有難うございます。
by リス太郎 (2007-05-29 06:29) 

リス太郎

ゆゆちゃんへ
ナイスありがとね。
by リス太郎 (2007-05-29 06:29) 

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