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リス太郎流・語学習得術

こないだ、3月1日、神保町の落語カフェで落語やった。
集英社様主催の落語会で、ほん弥師匠に共演を依頼されました。(有難いことです)
業界関係者の方々を前に『時うどん』を演らせていただきました。
司会は馬場ちゃん。(じゃなくて馬場先輩)

またこいつ、タイトルと関係ない話しとる・・・。
いや、関係あんねん。

『時うどん』は去年の春、割烹大倉で20年ぶりに演りました。
あれから1年。
通勤電車の中でネタを繰ろうとすると思い出せない。
やばい・・・と思いつつも、ネタ帳を探すのもめんどくさく記憶の糸をたどる。
部分的にしか思い出せず、とにかく本番が近くなり正座してやってみた。

するとどうでしょう。(ビフォアアフターか)
するすると思い出せる。
というか、口が勝手にしゃべってやがる。

体動かせばいいみたい。
(ただしめちゃくちゃ間が悪く、人様の前でやれるまでかなり稽古した)

落語を覚えるのはそんなに難しくない。
プロは3日で覚える。
私はアマだけど3日で十分。(そのかわり仕事休ませて)
その気になれば1日で覚えられる。(大変なのは覚えてから)
しかも忘れない。
落語が好きだからというのはあるだろうけど、特別な能力ではないです。

ところがどっこい。(死語か?)
法律の条文覚えるのは落語のようにいかない。
すぐ忘れるし。

法律の勉強に落語を覚えるテクニックを応用しようと考えるんだけどうまくいかない。
河内音頭のリズムにのせて長距離運転中に歌ったりするんだけど・・・。
いつまでたっても先へ進まんねん。(いちいち合いの手入るし)

よくわかんないのは法律の条文を音声で流すCDですか?
あれ、役に立つの?
使ったことないからわからんけど。
だって、「第644条および第830条の規定は後見について準用する」・・・とか言われてもねえ・・・。
(目の不自由な人のためならわかるけど)

脱線しまくり。
語学学習に落語を取り入れようという話。

扇子片手に座布団に座り、

"Good morning, Tom. How are you doing?"
"Fine, thanks. And you?"

などとやる。
右向いたり左を見たりしながら。

ここでアホらしいと思ったアナタ。
そういう了見では語学は上達しません。
アホらしいことを真剣にやるのが極意。

ま、ここまでは冗談。(冗談かい!)

まじめな話。
「聴くだけで覚える」とかいうフレーズの語学書。
その本の内容がいいかどうかは別として、聴くだけで覚えるなら誰も苦労はしない。
自分で声に出してしゃべらんと。
自分で声に出して言えないことは聴き取れない。
CDを聴きながら自分もいっしょにしゃべるねん。

私は『中国語ジャーナル』という雑誌を毎月買ってます。
忙しいのでほこりかぶってる月も多いけど。
「人物専訪」(人物インタビュー)というコーナーがあって、中国・香港・台湾の著名人(アーチストが多い)にインタビューする。
こいつを聴きまくる。
ほんでもっていっしょにしゃべりまくる。
舌かんで口ん中血だらけにしながら。(うそ、大げさ、まぎらわしい)

これはすんごい勉強になります。
アグレッシブな言葉が多いのでテンション上がるし。
話が盛り上がるとどんどん早口になるんだけど、生きた会話のリズム感というのは耳に心地いい。

まず最初はテキストを丹念に読みます。
CDを何度も聴きます。
慣れてきたらいっしょにしゃべります。
ある程度覚えたらテキストは閉じてください。
電車の中で右向いたり左向いたりできるようになったら合格。
(実をいうと私もここまではやってません。時間がない。CDだけでいっしょについてしゃべれれば合格)

暗誦って大事だと思うんです。
短い文章や会話文を暗誦する。
私が大学で中国語を習ってたころは暗誦を毎週義務付けられた。
出来ないと罵倒される。(高先生。めっちゃなつかしい)
終わったら次の週のを覚えなきゃいけないので、せっかく覚えた文章はすぐ忘れる。
でも不思議なことに忘れても応用できるんです。
これを1年間やったら着実に力がつきます。

今年はブラジルポルトガル語をマスターしようと思ってたけど、ピーマンショックでそれどころじゃなくなった。
ピーマンショックって何や?(別に意味ない)

語学学習は基本的に楽しいものです。
しかめっ面してやるもんじゃない。
扇子片手に座布団に座れば自然と笑みがこぼれます。

皆さんの語学学習の参考になればよいのですが・・・。

          ■

念のため文中の英文を訳しておきます。

「となりの庭に囲いができたってね」
「へえ」

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リス太郎

ゆゆちゃんへ
ナイス有難う。
by リス太郎 (2010-04-22 02:29) 

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