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最近思うこと 2011.4.3 (東北関東大震災)

花見を自粛しろという。
16年前もおんなじように自粛したんだろうか。

節電を呼びかけたり、買占めを戒めたりすることと、花見の自粛を要請することは違う。
今、多くの方がいろんな場面で迷っていると思うが、空気に流されないでほしい。

セ・リーグの開幕日やナイター実施をめぐりひと悶着あった。
最終的にパ・リーグと歩調を合わせたことは評価する。
しかしこの問題は、普遍的なテーマとして議論を深める必要がある。

秩序を守った日本人の行動が海外で「評価」されている。
日本人は有事に際し、個人が全体に協力する。
賛辞の裏にある皮肉の部分に目を向けようとしない。

全体の利益のために個人の自由が犠牲となることは、絶対にあってはならない。
いくつもの過ちを繰り返した結果、人類がたどりついた結論であり、コモンセンスだと思う。

個人の尊厳を軽く考える国民性。
人権意識のお粗末さが露呈した事件は相変わらず多い。
要人の発言やメディアの報道も入れると日常茶飯事である。

日本は強い国。
素晴らしい国。
悪い冗談にしか聞こえない。

私は日頃、テレビのニュースをあまり見ない。
しかし地震発生以来、被災地の状況を報道するテレビに注目している。

阪神淡路のときは「ひとごと」「興味本位」という空気に満ち溢れていたのだが、今回はあまりそれを感じない。
首都東京が被災しているからかもしれないし、被害が甚大で広範囲に及んでいるからかもしれない。

被災した東北や北関東の方々はメディアと協力して事態を改善しようとされている。
テレビカメラに対する嫌悪感はあまり伝わってこない。(本当はどうなのかわからないが)
関西人との気質の違いかもしれないが、メディアも多くのことを学んできたのだと思う。

私は野次馬が悪いとは思わない。
何が起きているのか自分の目で確かめようとすることは自由であり、大事なことだと思う。
ましてメディアは知る権利に奉仕する責務があり、野次馬とは違う。
しかし誰もが心の底にもつ「ひとごと」「興味本位」という視線は、ちょっとした態度に現れる。

「この災害で被害にあった日本人はいませんでした」ということを「いいニュース」として伝える。
同じ目線は自国民にも向けられる。

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