ボンヌ・シャンスのカレンちゃんとルナちゃん
順当にいけば『アニマルさんと同じくダンディーなワイルドさん』という、名古屋でワイルドさんと初めて会った話をすべきなんですが、長い鬱に苦しんでまして。その鬱をはねのけてくれたのがツイッターのスペースを教えてくれたゆゆちゃんでして、彼女への感謝として『リス太郎とゆゆのほんまのようなうその話』という小説をアップしたいのですが、ゆゆちゃんから「まぎらわしいこと書くな」とクレームが来そうなんで。
鬱は考えてもしゃあないんですわ。「無心」という言葉があるけど心の中を真っ白にして目の前のことに集中するしかないんです。で、薬のんで寝る。ごちゃごちゃ考えるから心の中が歪むんです。
ということで妻が義母の介護のため大阪へ帰省してるので、ガールズバー『ボンヌ・シャンス』に行ってきました。
最初についてくれたのがカレンちゃんという目がエキゾチックな明らかにハーフな女性で。いろいろ話してるうちに自分から「ブラジル人だ」と。豊満な胸をぷりぷりさせながら明るく笑う。お父さんとお母さんは長野県に住んでいるらしい。去年、東京に出てきて専門学校でアニメを学びながら日曜日だけボンヌ・シャンスでバイトしてるんだとか。本人は自覚してないんだけど永住権を取っている。就労制限はない。風営店で働いても問題ない。
おっと、あんまり書きすぎると個人情報に触れる。前もメールでボンヌ・シャンスから記事を削除するよう言われた。あのときはお母さんがフィリピン人の女性の話だった。
カレンちゃんは日系ブラジル人。彼女は言う。
「日本人は日系ブラジル人も日系ペルー人もいっしょくたに見てるみたい」
痛いところを突く。私も「日系南米人」という言い方をよくする。彼女曰く「それぞれ違う」と。彼女は１才で日本に来てる。
笠戸丸が神戸港を出港したのが１９０８年（明治４１年）４月２８日。同年６月１８日にサントス港に着いた。
まあ日本人はブラジルなどで筆舌に尽くしがたい苦労をしてきたわけですが、なぜ学校で教えないのかという疑問をカレンちゃんは投げかけてきた。それに対する答えを私は用意していなかった。仕方がないので「まずいからじゃないの？」「なんで？」みたいな。
私もそのあたりの書物は多読してきたつもりですが、要は「人減らし」だったわけで。南米移民にせよ満蒙開拓団にせよ。「楽園が待っている」と日本国に騙されてブラジルに行ったら荒れ地だったわけで。そこで前田光世（コンデ・コマ）のような人が活躍するわけで。前田光世の話はカレンちゃんにもした。
あと「定住者」という在留資格が労働力不足を解消するため南米日系人を連れてきて働かすためだったという私の持論。これもカレンちゃんに話した。あくまでも持論だとして。そしてリーマンショックで人手が余りだすと南米に帰国を促す。こんな卑怯なやり方があるかと。俺は怒っている。今でも。
ここでお相手がルナちゃんに代わる。初めてついてくれたがお互いに面識があった。背が異様に高い女の子。彼女は昼は違うバイトをしてて夜にボンヌ・シャンスに入るのは日曜日だけ。よく笑う明るい子。
アホな下ネタばかりして。笑わして。フィリピンパブで働くフィリピーナと日本人男性客の「あるある」話とか。
彼氏がいないというので「紹介しょっか？」と。
「スリランカ人やけどいい？」
「いいよ」
「めっちゃ男前」
「いい、いい」
「フィリピン人の奥さんいるけど別居中で離婚さすから」
「うんうん」
「でもフィリピン人の離婚ってできないのよね。裏技はあるけど」
「・・・」
「あともうひとつ問題がある」
「まだあるの？」
「ビザがないねん。こいつをルナちゃんと結婚させて日本人の夫としてのビザをつけるのが大変やねん」
「他にいないの？」
「大阪におる。うちの嫁の弟。よう働くで。自営で土建屋やっとうねんけど体なんかバリバリのムキムキよ。家事もするし。顔は千代大海。元暴走族のリーダー」
「何才？」
「５４才」
「もうちょっと若いのいないの？」
「俺」
「何才？」
「５５才」
「っていうか奥さんいるじゃん」
帰り際、ルナちゃんに言った。
「今からホテル行かへんか？」
「朝５時まで仕事」
「ここで５時まで待ってる」
男はアホであった。
まあ、ルナちゃんはそれぐらい魅力的だった。
鬱は考えてもしゃあないんですわ。「無心」という言葉があるけど心の中を真っ白にして目の前のことに集中するしかないんです。で、薬のんで寝る。ごちゃごちゃ考えるから心の中が歪むんです。
ということで妻が義母の介護のため大阪へ帰省してるので、ガールズバー『ボンヌ・シャンス』に行ってきました。
最初についてくれたのがカレンちゃんという目がエキゾチックな明らかにハーフな女性で。いろいろ話してるうちに自分から「ブラジル人だ」と。豊満な胸をぷりぷりさせながら明るく笑う。お父さんとお母さんは長野県に住んでいるらしい。去年、東京に出てきて専門学校でアニメを学びながら日曜日だけボンヌ・シャンスでバイトしてるんだとか。本人は自覚してないんだけど永住権を取っている。就労制限はない。風営店で働いても問題ない。
おっと、あんまり書きすぎると個人情報に触れる。前もメールでボンヌ・シャンスから記事を削除するよう言われた。あのときはお母さんがフィリピン人の女性の話だった。
カレンちゃんは日系ブラジル人。彼女は言う。
「日本人は日系ブラジル人も日系ペルー人もいっしょくたに見てるみたい」
痛いところを突く。私も「日系南米人」という言い方をよくする。彼女曰く「それぞれ違う」と。彼女は１才で日本に来てる。
笠戸丸が神戸港を出港したのが１９０８年（明治４１年）４月２８日。同年６月１８日にサントス港に着いた。
まあ日本人はブラジルなどで筆舌に尽くしがたい苦労をしてきたわけですが、なぜ学校で教えないのかという疑問をカレンちゃんは投げかけてきた。それに対する答えを私は用意していなかった。仕方がないので「まずいからじゃないの？」「なんで？」みたいな。
私もそのあたりの書物は多読してきたつもりですが、要は「人減らし」だったわけで。南米移民にせよ満蒙開拓団にせよ。「楽園が待っている」と日本国に騙されてブラジルに行ったら荒れ地だったわけで。そこで前田光世（コンデ・コマ）のような人が活躍するわけで。前田光世の話はカレンちゃんにもした。
あと「定住者」という在留資格が労働力不足を解消するため南米日系人を連れてきて働かすためだったという私の持論。これもカレンちゃんに話した。あくまでも持論だとして。そしてリーマンショックで人手が余りだすと南米に帰国を促す。こんな卑怯なやり方があるかと。俺は怒っている。今でも。
ここでお相手がルナちゃんに代わる。初めてついてくれたがお互いに面識があった。背が異様に高い女の子。彼女は昼は違うバイトをしてて夜にボンヌ・シャンスに入るのは日曜日だけ。よく笑う明るい子。
アホな下ネタばかりして。笑わして。フィリピンパブで働くフィリピーナと日本人男性客の「あるある」話とか。
彼氏がいないというので「紹介しょっか？」と。
「スリランカ人やけどいい？」
「いいよ」
「めっちゃ男前」
「いい、いい」
「フィリピン人の奥さんいるけど別居中で離婚さすから」
「うんうん」
「でもフィリピン人の離婚ってできないのよね。裏技はあるけど」
「・・・」
「あともうひとつ問題がある」
「まだあるの？」
「ビザがないねん。こいつをルナちゃんと結婚させて日本人の夫としてのビザをつけるのが大変やねん」
「他にいないの？」
「大阪におる。うちの嫁の弟。よう働くで。自営で土建屋やっとうねんけど体なんかバリバリのムキムキよ。家事もするし。顔は千代大海。元暴走族のリーダー」
「何才？」
「５４才」
「もうちょっと若いのいないの？」
「俺」
「何才？」
「５５才」
「っていうか奥さんいるじゃん」
帰り際、ルナちゃんに言った。
「今からホテル行かへんか？」
「朝５時まで仕事」
「ここで５時まで待ってる」
男はアホであった。
まあ、ルナちゃんはそれぐらい魅力的だった。
鬱は明け(^^)/たようですねえ。(^^)/
by wildboar (2022-06-13 02:48)
wildboar さんへ
名古屋・日進ではありがとうございました。ちょっと体調不良でしたが楽しかったです。
by リス太郎 (2022-06-13 10:35)
やっぱり行ったのか。(^^;
めっ！(▼▼ﾒ)
by アニマルボイス (2022-06-13 15:07)
アニマルボイスさんへ
「危険なほうへ賭けろ！」 岡本太郎
by リス太郎 (2022-06-13 17:21)
カレンちゃんが私がホストのスペースのリスナーになってくれてます。
by リス太郎 (2022-06-15 01:05)