パクさんが韓国へ帰国します [外国人問題]
パクさん（仮名）は韓国人。横浜在住。年齢は６０すぎ。私の兄貴分。超過滞在４０年以上。もちろん不法就労も。日本教育図書出版会の某社の取締役からの紹介。私が行政書士を開業するにあたり紹介してくれた。その紹介で、横浜で不法韓国人を集め無料相談会もやった。開業当初の私はこんな仕事ばっかり。
パクさんが４０年以上、横浜でやってきた仕事はいわゆる水商売の客引きなのですが、彼のマンションで話をしてて午後５時ぐらいになると携帯が鳴りだすんです。
「すみません、篠原さん。急に出かけなきゃならなくなりました」
つまり「どっかいい店、紹介してよ」という電話なんです。そして韓国クラブのママさんとかに電話して店の予約状況を聞く。そして自分も同行してホストとして日本人客をもてなす。警察官とも仲良しで「桜木町の用心棒」。酔っ払いの喧嘩には仲裁に入る。韓国語は使わない。警察官は彼が日本人だと信じて疑ってないから。
某社の取締役も韓国に縁が深い人で。日本人なんだけど自分で会社をやってたころに韓国で商売してた。「俺のことテモリって呼んでくれ」。「テモリ」とは「ハゲ」という意味の韓国語。見事なヤカン頭。つまりテモリさんはパクさんの客だったわけ。
パクさんの不法状態を好ましくないと考えたテモリさんは、当時、私が弟子入りしてた岸本先生の事務所へ。「企業内転勤しかない」という岸本先生ですが、パクさんが不安がり。今のままでいいやみたいな。それでテモリさんは呆れて疎遠になったらしいのですが、私とパクさんは定期的に会ったり電話したりしてました。不法問題がらみの仕事もいくつもやらせていただきました。
「篠原さん、私、韓国へ帰ります」「それはいいけど生活どうするの」「なんとかなるでしょう」「鬱病はどうですか」「たまに病院へ行って高い抗鬱薬と睡眠薬をもらっています」「自分でいけますか」「はい」「ついていってあげましょうか」「できればお願いします」「桜木町の韓国クラブ１時間でどう？」「何時間でも大丈夫です」「じゃ、朝まで」「ついでに違法な店も紹介しましょうか」「よろぴく」
パクさんは明日にでも自主出頭したいようでしたが、帰国日を１２月１５日にしたい。いろいろ身の回りの整理もあるから。それを入管に聞いてほしいと。「そんなわがまま聞いてもらえるわけありませんよね」と。彼の出頭場所は横浜入管なのですが、いちいち横浜まで行けないので東京入管で聞いてきました。結論は当然にダメ。とにかく今すぐに横浜入管に出頭しろと。それから取り調べが始まる。すべて終わった時点で即、退去強制となる。
パクさんの出頭日は決まっていますが書けません。新杉田の駅前に警察の一斉職務質問が入りますので。こっちはタクシーで行くことも知らずに。
どういうことかというと自主出頭して帰国した場合、原則として上陸拒否期間が１年ですむのです。つまり法律上は在留資格該当性などがあれば再上陸が可能ということになります。現実にはあれこれ難癖をつけられて難しいのですが。在留特別許可とは別に上陸特別許可というのもあります。
パクさんの場合、旅券が切れています。韓国横浜領事館に聞くと「まず入管へ行け」と。韓国へ帰る日が決まったら「緊急旅券」を発行してくれるそうです。
https://overseas.mofa.go.kr/jp-ja/wpge/m_1075/contents.do
パクさんは横浜入管へ自主出頭時に旅券がないので旧外国人登録証明書を持って行きます。身分を確認できるものは何もありません。あと、居所を確認するため電気代やガス代などの請求書。
パクさんが紹介してくれた案件はいずれも事件がらみです。これからいくつかおもしろいものをみつくろって書いていきたいと思います。
パクさんが４０年以上、横浜でやってきた仕事はいわゆる水商売の客引きなのですが、彼のマンションで話をしてて午後５時ぐらいになると携帯が鳴りだすんです。
「すみません、篠原さん。急に出かけなきゃならなくなりました」
つまり「どっかいい店、紹介してよ」という電話なんです。そして韓国クラブのママさんとかに電話して店の予約状況を聞く。そして自分も同行してホストとして日本人客をもてなす。警察官とも仲良しで「桜木町の用心棒」。酔っ払いの喧嘩には仲裁に入る。韓国語は使わない。警察官は彼が日本人だと信じて疑ってないから。
某社の取締役も韓国に縁が深い人で。日本人なんだけど自分で会社をやってたころに韓国で商売してた。「俺のことテモリって呼んでくれ」。「テモリ」とは「ハゲ」という意味の韓国語。見事なヤカン頭。つまりテモリさんはパクさんの客だったわけ。
パクさんの不法状態を好ましくないと考えたテモリさんは、当時、私が弟子入りしてた岸本先生の事務所へ。「企業内転勤しかない」という岸本先生ですが、パクさんが不安がり。今のままでいいやみたいな。それでテモリさんは呆れて疎遠になったらしいのですが、私とパクさんは定期的に会ったり電話したりしてました。不法問題がらみの仕事もいくつもやらせていただきました。
「篠原さん、私、韓国へ帰ります」「それはいいけど生活どうするの」「なんとかなるでしょう」「鬱病はどうですか」「たまに病院へ行って高い抗鬱薬と睡眠薬をもらっています」「自分でいけますか」「はい」「ついていってあげましょうか」「できればお願いします」「桜木町の韓国クラブ１時間でどう？」「何時間でも大丈夫です」「じゃ、朝まで」「ついでに違法な店も紹介しましょうか」「よろぴく」
パクさんは明日にでも自主出頭したいようでしたが、帰国日を１２月１５日にしたい。いろいろ身の回りの整理もあるから。それを入管に聞いてほしいと。「そんなわがまま聞いてもらえるわけありませんよね」と。彼の出頭場所は横浜入管なのですが、いちいち横浜まで行けないので東京入管で聞いてきました。結論は当然にダメ。とにかく今すぐに横浜入管に出頭しろと。それから取り調べが始まる。すべて終わった時点で即、退去強制となる。
パクさんの出頭日は決まっていますが書けません。新杉田の駅前に警察の一斉職務質問が入りますので。こっちはタクシーで行くことも知らずに。
どういうことかというと自主出頭して帰国した場合、原則として上陸拒否期間が１年ですむのです。つまり法律上は在留資格該当性などがあれば再上陸が可能ということになります。現実にはあれこれ難癖をつけられて難しいのですが。在留特別許可とは別に上陸特別許可というのもあります。
パクさんの場合、旅券が切れています。韓国横浜領事館に聞くと「まず入管へ行け」と。韓国へ帰る日が決まったら「緊急旅券」を発行してくれるそうです。
https://overseas.mofa.go.kr/jp-ja/wpge/m_1075/contents.do
パクさんは横浜入管へ自主出頭時に旅券がないので旧外国人登録証明書を持って行きます。身分を確認できるものは何もありません。あと、居所を確認するため電気代やガス代などの請求書。
パクさんが紹介してくれた案件はいずれも事件がらみです。これからいくつかおもしろいものをみつくろって書いていきたいと思います。
今日の夕方、家に帰ろうと歩いてたら松屋の前でガードレールに体をあずけ柴犬を連れたおじいさんが小さな声で「ちょっとおたずね」と。無視され続けたと思われる。でも風体は怪しくなく身なりも小ぎれいにしてる。だからというわけではありませんが「なんでしょう」と聞く。「葛西中学に行くにはどう行けばいいんでしょう？」「葛西中学？ここ西葛西ですよ。西葛西中学なら近いですが」「葛西中学に行きたいんです」「地下鉄で隣りの葛西駅まで行って交番で聞いてください」「歩いて行きたいんです」「お金ないんですか」「はい」「西葛西駅の向こう側に交番があるのでそこで聞いてください」「ありがとうございます」「ほんとに歩いていくんですか。足だいじょうぶですか」「犬に乗っていけばだいじょうぶです」
by リス太郎 (2024-11-01 20:09)
金というのは女に似てる。追いかけると逃げる。
by リス太郎 (2024-11-01 20:50)
金がついてくれば女もついてくる。
by リス太郎 (2024-11-01 20:51)
女性の読者は「女」を「男」と読み替えてください。
by リス太郎 (2024-11-01 20:52)