ソマリ人武装集団がエチオピアの中国系企業を襲撃 [ソマリア]
中国人がどんどんアフリカに移住している。
経済発展めざましいが治安が悪化している南アフリカ共和国には中国人が増えている。
チャイナタウンでは警察は役に立たないので住民が自費で警備会社と契約する。
資源確保のためアフリカを重視する中国政府とエネルギー企業。
アフリカの中国系企業には中国人が多く働くが、現地人から攻撃のターゲットにされている。
ナイジェリアでは今年に入って中国人拉致事件が3回起きた。
そして4月24日朝、ソマリア内戦に介入するエチオピアで中国系企業が襲撃された。
モガディシオ無差別市街戦の被害状況 [ソマリア]
4月12日(木)付け日経新聞夕刊によると、16日に開催予定だった「国民融和会議」は1ヶ月延期が決まったらしい。
戦闘激化で会議の安全確保が困難だとのこと。
そして4月13日(金)付け朝日新聞朝刊は、ほんの少し大きめの記事を載せてくれた。
ロイター配信のカラー写真付きである。
「モガディシオの郊外で9日、家を追われた住民に飲料水を配るウガンダの平和維持部隊」
この写真を見るかぎり子どもたちは元気そうだ。
北朝鮮からの武器購入を容認するアメリカ [ソマリア]
4月8日付のニューヨーク・タイムズの記事が、統一地方選明けの日本の新聞各紙で「小さく」取り上げられた。
大きなニュースがあったときの新聞は注意して読むようにしている。
重大なニュースが小さく扱われたり、どうかすると削られたりする。
自国の軍需産業の利益のため世界中の戦争に首をつっこむアメリカ。
アルカーイダ掃討のための対テロ戦争など、実態はこんなところだ。
北朝鮮に核を放棄しろと言ったところでなめられるのも無理はない。
戒厳令3ヶ月を前に混迷を深めるソマリア情勢 [ソマリア]
誰も読まなくてもソマリアを書く。
今年1月13日に可決された3ヶ月間の戒厳令。
私は3ヶ月で治安を回復するのは無理だと書いた。
アメリカの介入が事態をよりいっそう混迷さすと言いたかった。
4月8日付け日本経済新聞国際欄に「ソマリア混迷深く」と小さな記事が載った。
「過去15年の内戦で最悪の治安状態」だという。
ソマリアから目を離すな [ソマリア]
暫定政府と「イスラム法廷連合」の交戦が続くソマリア。
日経と朝日、時には毎日や読売や産経も読むが、ソマリアが記事になることは非常に少ない。
2月19日(月)の朝日夕刊に少し大きめの記事が載った。
見出しは「ソマリアから死の脱出」とある。
戦乱を逃れてアデン湾を渡り、イエメンに密航しようとする難民が後を絶たないという。
船が沈んだりイエメン当局に捕まるのを避けるため海に飛び込んだり・・・
去年だけで死亡・不明は約700人。
今年も犠牲者が相次いでいるという。
戒厳令を可決したソマリア暫定議会 [ソマリア]
去年の12月から特に気をつけてソマリア情勢を見ている。
2006年6月に首都モガディシオを占領した「イスラム法廷連合」。
隣国エチオピアはこれを警戒し暫定政府を支援して軍事介入。
12月に国連安保理はPKF派遣を決定するが、戦乱はさらに激化。
アルカーイダの掃討を口実に介入するアメリカはついに空爆を実施。
そして1月13日、暫定政府議会は3ヶ月の戒厳令を可決した。