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徹夜のわけ (出版社のお仕事シリーズ)

おいおい、また徹夜かよ・・・
仕事なのか遊びなのかわかんないことをしてるうち朝になってもた。
眠くない。
でも、仕事中ねむい・・・ こらっ!

出版社の営業は新刊の見本だしということをします。
取次と呼ばれる本の問屋さんに出来たばかりの新刊本を持って行き、登録してもらうのです。
これをしてもらわないと本は流通しない。
つまり本屋さんに並ばないわけ。
大事な仕事なんです。

取次さんの窓口で本を見せながら、何部引き受けてくれるのか売り込みと交渉・・・をするのが本来の姿なのですが、実際のところ毎日の出版点数が多すぎるもんだから取次さんもいちいち相手してられないという事情があります。
だから、よっぽど空いているとき以外は形式的なやりとりになります。

番号の書かれた札を取り、長いすに座って順番を待ちます。
前の人が呼ばれたら席をつめます。
でないと後ろの人は迷惑します。
私はこの長いすの座り心地がよく、ときどき熟睡してしまいます。
隣のおっちゃんの肩に寄りかかり、よだれまでたらして・・・
「もしもし、あなた、呼ばれてますよ」
「あ?おおきに」
よく考えたらとんでもないやつです。

このブログを読んでくれている人に出版社や取次の人がおられたら、「おまえがリス太郎かっ!」と目をむいて怒るでしょう。
だって、眠いんだもん。

私がこんな朝まで何をしていたかというと、朝一の打ち合わせで使うレジュメを作っていたのです。
「リス太郎はなんて仕事熱心なんだっ!」と感心したアナタ(←)
あまい!!!(→)  You

リス太郎がそんなマジメに仕事なんかするわけない。
あたしゃそこまでイカれてないっての。

実は編集部に新しく女性が入社しました。
週末に岐阜で学会があり、販売に行くそうです。
うちの会社のえぐいのは、どうせ交通費使うんだから書店営業もして注文とってこいって・・・
入ったばかりの会社でしかも編集者。
どないせえっちゅうねん。

営業部さんの方でやり方教えたって♪ということになり、サントリー堂島でおなじみの『ぼの子さん』の仕事になったのですが、先日の打ち合わせのとき自信なさそうにしていたのですかさず!!!ビシッと!!!

「わし、やろか?」
「え?リスちゃん、やってくれるのぉ?」
「おお、やるでぇ、よろこんで。ぼの子さん、忙しいやろ?」
「ぃそがしくはなぃけどぉ、リスcのほぅがぉしぇるのぅまぃかなぁってぇ」 (なぜかぼのちゃんのブログ調)

そんなわけで私が手取り足取り教えることになりました。 (足なんかとらなくていいっ!)
しめしめ。

動機は不純ですが、教えるからにはポイントを押さえて要領よくやらねばなりません。
お互い忙しいんだし時間は30分ほどしかありません。
しゃべるのは得意ですが、私の話は無駄が多すぎて肝心なことが頭に残らない。
レジュメに要点をまとめてあげれば復習できると考えました。
しかし・・・

ここんとこ、雑務に追われて大好きな外回りがほとんど出来ておらず、新刊や近刊本の情報に私自身が疎くなっていることに気づきました。
そんなわけで会社からごそっと本を持ち帰り、拾い読みしながらレジュメを作っていたという次第です。

さて、会社へ行くかのぉ。


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*Takako*

お疲れさまですっ!
by *Takako* (2006-06-09 12:02) 

リス太郎

はい、疲れました。(笑)
レクチャーの後、私の上司が彼女に聞きました。
「リス太郎の説明はどうだった?」
「はい、おもしろかったです♪」
・・・・・
感想はTPOにあわせて言ってほしい・・・ (笑)
by リス太郎 (2006-06-10 06:14) 

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