浪花コテコテ旅情 Tennoji On My Mind の巻 [旅情シリーズ]
なんばから地下鉄御堂筋線で天王寺へ。
古きよき大阪の面影を色濃く残す天王寺の街。
私が勤める出版社の社長が育った街であり、私が生まれた地からも近い。
ミナミとは違う意味で大阪らしい、泥臭さと汗臭さが漂った街。
去年死んだ私の母方の祖母が大好きだった街・・・
私の母はJR天王寺駅に隣接する近鉄阿部野橋駅から近鉄南大阪線で4つ目、針中野という駅で降りた東住吉区湯里で生まれました。
私もまた母の実家である東住吉区で生まれたそうです。
当時、私の両親は父の職場がある神戸市内にアパートを借りて住んでいたそうです。
生まれてしばらくした赤ん坊の私は、そこへ連れて行かれたはずです。
そこがどこなのか、どんな暮らしぶりだったのか、なぜか教えてもらえません。
しゃべりたくないようなので、子ども心に聞いてはいけないと察し、現在に至っています。
ただ、電車がカタンカタンと通る音をかすかに記憶しています。
気のせいかもしれませんが。
子どものころの私は針中野のおじいちゃん、おばあちゃんの家に遊びに行くのが大好きでした。
でも辛いこともあります。
「もういやや、もういやや」と泣く母に、おばあちゃんは厳しかった。
「あかん。なに言うてんのや、あんたは」
いつしか私は父を恨むようになりました。
母の髪をつかみ引きずり回す父の足に、弟とふたりでしがみついて止めた。
うそでもいいから夫婦は子どもの前でだけは仲よくしてほしいと思います。
夫婦の不仲は子どもの心に大きな影を落とします。
金属バットで父親を殴り殺した少年がいました。
私には彼の気持ちが痛いほどわかるのです。
でもねえ、嘘だと知ったとき、天から地獄に突き落とされるのよ。
それもまた、子供の心に大きな影を与えるんですよ。
by めぎ (2007-04-02 20:56)
もんちゃんへ
おおきに。この話はこれ以上触れたくないのでしゃべらなくていいです。
by リス太郎 (2007-04-06 04:16)
めぎさんへ
うそもつきとおせば真実になる・・・場合もある。
by リス太郎 (2007-04-06 04:17)
そうねえ、親がしっかり腹を据えて突き通してくれたらね。
子供作ったんだから、ぜひ腹を据えて欲しいところなんですけどねえ。
それもできない親だと分かると、さらに空しい。
by めぎ (2007-04-06 05:48)
↑ あ、この話はこれで終わりでいいですよ。私もあんまり楽しくないから。
by めぎ (2007-04-06 05:49)
コメントの受付は終了しました。(笑)
by リス太郎 (2007-04-06 05:56)