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『護憲派の一分』を読んで

営業先の三省堂書店新宿西口店。
元書店店長のM師匠によると、ここの売れ筋は特徴的なんだそうです。
西口の三省堂で売れている本は切らすなということらしいです。
そんな西口店で商談のあと見つけた一冊の新書。
会社の行き帰り3往復半で読み終えました。

この本を読んであなたも護憲派になりましょう。
そんなアホなことを言うつもりはありません。
ただ、「土井たか子っていいな」と思ってもらえれば満足です。

評論家の佐高信氏と土井たか子さんの対談集。
土井たか子さんを知らない人はいないと思いますが念のため。

元社会党委員長で現在は社会民主党名誉党首、アジア人権基金代表。
日本国憲法を守ること、平和、そして女性と弱者の人権を守ることに命をかけてる人。
1989年のマドンナ旋風なんて言っても若い人はご存知ないかもしれません。

私見ですが日本で数少ない「ほんまもんの政治家」だと思います。
先日、ちょっと調べごとで社民党のホームページをのぞきました。
土井さんの年齢を知ってびつ栗。
マドンナもおばあちゃんやなと。

しかしこの人、いつまでも若い。
今も精力的に活動されています。

「左翼」を自称する人には頑固で融通のきかない人も多いようですが、土井さんは違う。
自分と違う考え方の人とも積極的に交流する。
いつの間にか味方につけてしまう。
そんな土井さんを佐高さんはうまい比喩で表現しています。

「猛獣使い」。
失礼ながらハマコーさんや亀井静香さんは確かに「猛獣」です。

いい話満載のこの本、是非お読みくださることをおすすめします。

『護憲派の一分』
土井たか子 佐高信 著   角川書店 発行


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土井さん 実家が選挙区だったんで ポスターはもちろん よく見かけました
手ふったらふりかえしてくれるの 大きいおばちゃんやな~と思ってました
地元には絶大なる支持者が多かったです
ああいう味のある政治家 なかなか出てこないですね
by (2007-04-22 16:23) 

リス太郎

mompeli さんへ
ご実家は西宮ですか?私と同じ兵庫県人ですね。
身長は168センチあるそうです。でっかいですね。(笑)
北朝鮮による拉致問題への対応で人気を落とした土井さんですが、土井さんにも旧社会党にも何の落ち度もない。しかし土井さんは「早期に実態を把握できなかった自分も悪い」と、言い訳めいたことは一切言いませんでした。男らしいじゃないですか。(女か)
国民に誤った認識を植えつけるメディアとくだらないブログは恥を知れということです。
by リス太郎 (2007-04-22 22:20) 

>国民に誤った認識を植えつけるメディアとくだらないブログは恥を知れということです。
う、 どきっ。。
そうですワタクシ生まれも育ちも西宮です。ここで育った子を 「宮っ子」と言います。
土井さんはホントかっこいいですよね。女には表だった政治は向かないとワタシはこっそり思っているのですが 土井さんみたいな人もいると思うと 大きな声ではいえないのです
by (2007-04-22 22:50) 

リス太郎

mompeli さんへ
あはは。くだらないブログはヤフーとかやらで検索したらぞろぞろ出てきます。間違ってもあなたのことではございません。それどころか今日はいい記事を読ませてもらった。
女に政治が向かないなんてことはありません。社会が女性に政治をやりにくくしているだけです。それが証拠につい先日、フィンランドに誕生した新内閣は6割が女性閣僚です。フィンランドの女性と日本の女性、見た目は違うかもしれませんが、能力に差があると思われますか?あるわけないですよ。ねえ。
by リス太郎 (2007-04-22 23:21) 

もん

女に政治と戦争はできない、の思想持ち(身長167センチ)が此処にいま~す。ただし、それは「もともと其処に向いている遺伝子、染色体か」というだけであって、政(まつりごと)の世界で保つべき視界や駆け引き、譲歩と押し込み機を指南してくれる先人やサポート、機会に恵まれれば、男性にない自由かつきめ細かな視点は生かされることでしょう。大局的にものを見る、ということを、女性の感性で習慣的に持つのはなかなか難しいです。でもそれは卑下でも差別でもなく、女には女の才覚がある。広い背中を見つめる(啓示の男)機会に恵まれる大事さを、今の日本の政治に思う昨今です。
by もん (2007-04-23 19:52) 

せーらーむふ〜ん

ヤフーってそうなの?
何て言葉で検索したらいい?
ってここでは言えないかな?(^^;)
ごめんね。記事に関係ない内容で!!
by せーらーむふ〜ん (2007-04-23 21:18) 

リス太郎

もんちゃんへ
少しだけわかるけど全体的にはよくわかりません。
by リス太郎 (2007-04-26 06:07) 

リス太郎

せーらーむふ~んさんへ
そんなしょーもないブログよりここに集まってる人たちのブログのほうがよっぽど楽しいですよ♪
by リス太郎 (2007-04-26 06:09) 

リス太郎

yutakami 先生へ
先生のこのナイスはちょっと特別にうれしいです。ありがとうございます。
by リス太郎 (2007-04-26 06:18) 

もん

簡単に云えば「男は場の空気(折衝)を読んで立ち回らなきゃ生き残れない」ことを知っていて、「女は最終的に自分の話をしたがる(自分の生活や活動拠点が話の基軸)」、その視界の差ってことかな。守るべき使命がそれぞれ違う生き物だから当たり前なんだけど。個人的には巡洋艦のような達観女性を見ると、好感を持ちます。おたかさんの党は話の外に置いておいて、彼女は器ががっちりしていて、おもろかったね。
by もん (2007-04-26 19:57) 

リス太郎

もんちゃんへ
この本の最終章には、衆議院本会議における三木武夫元首相の追悼演説(1988年)が収録されています。そこでは生前の三木氏が、「これからは女性の理性が政治を切り開いていく時代だ」と語られたことが紹介されています。「男は戦争による解決ばかりを目指してきた。女性は戦争が間違いだという知恵をはじめから持っている」。そうおっしゃったそうです。土井さんはこれを女性を前にしたお世辞が多分にあると言っていますが、同時に「平和のために尽くすことを大事にしてこられた先生の誠実さ」とも言っています。女と男は違って当たり前だし、だからこそ面白い。「政治は男のもの」、あるいは「男は外で働き女は家事と育児」といったひからびた思想では、社会は後退するばかりでしょう。
by リス太郎 (2007-04-28 13:12) 

もん

うん。だからそこで、上の私の最初のコメントに戻るわけだよ(笑)。よく嫁。
by もん (2007-04-28 14:21) 

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