年賀状の変遷
１９９４年１０月２２日、私と佐和子は結婚しました。
以来、１２年間、毎年、ふたりの年賀状を送りつづけました。
家内への感謝をこめて、ここに披露します。
１９９５年正月 私 ２７歳 妻 ３０歳
尼崎の武庫之荘カトリック教会にて。
なにか書いているのは家内の恩師である井上博嗣神父。
一番右は家内の立会人、マリちゃん。
一番左は私の立会人、極悪非道で知られるＦ氏。
Ｆ氏は私が当時勤めていた会社の先輩。
名古屋営業所勤務。
若き日の私が最も影響を受けたおひとり。
今でも心のどっかで、この男のようにありたいと思っている。
なかなか難しい。
１９９６年正月 私 ２８歳 妻 ３１歳
新婚旅行先のフランスにて。
たぶんアルルだと思うが違うかもしれない。
妻の希望で南仏をぐるりとめぐり、後半はパリに滞在した。
結婚して初めての正月を迎えてすぐ、阪神淡路大震災に見舞われた。
新婚旅行どころではなかったのだが、一生の思い出なので行くことにした。
１９９５年４月。
１９９７年正月 私 ２９歳 妻 ３２歳
神戸北野のドイツワインとドイツ料理の店『ローテ・ローゼ』にて。
クリスマスを祝うふたり。
この店も震災で大きな被害を受けた。
しかし、根強い地元のファンに支えられ、今も最高のサービスを提供している。
ワインは社長自らドイツに赴き仕入れている。
神戸に行かれたら是非お立ち寄り下さい。
念のため予約か電話したほうがいいでしょう。
貸し切られていることがありますから。
１９９８年正月 私 ３０歳 妻 ３３歳
兵庫県赤穂市へ一泊旅行。
当時は大河ドラマの影響で、赤穂浪士がブームだった。
ミーハーな家内に誘われて。
当時、すでに躁うつ病を患っていたが、この旅行中は元気だった。
１９９９年正月 私 ３１歳 妻 ３４歳
１９９８年完成の明石海峡大橋をバックに、子どものころとはすっかり変わってしまった舞子にて。
シャッターを切ったのはうちのおかん。
このあと、３人で高い食事をした。
日が暮れて、橋のイルミネーションがきれいだった。
２０００年正月 私 ３２歳 妻 ３５歳
１９９９年９月、家内を連れて中国へ行った。
夏休みにまで中国へ・・・
会社の人たちはあきれていたが、どうしても家内に見せたかった。
中国という国と人びとの暮らしを・・・
２００１年正月 私 ３３歳 妻 ３６歳
２０００年９月、ニューヨークへ行った。
今度は家内が私を案内する番。
私が初めて肌に触れたアメリカ。
後方に立つ２本の高層ビルは、言うまでもなく今はなき世界貿易センタービル。
２００２年正月 私 ３４歳 妻 ３７歳
京都・伏見寺田屋。
入浴中のお龍が間一髪、坂本龍馬を助けたという、あの宿である。
京阪電車中書島駅より徒歩５～１０分。
とにかくしょっちゅうここへ来てた。
私は人に媚びるのが嫌いなのでとにかく敵が多い。
すごく弱い気持ちになることが昔はよくあった。
そんなときいつもここへ来る。
龍馬は誰にでも勇気付けてくれる。
２００３年正月 私 ３５歳 妻 ３８歳
大阪京橋ＩＭＰにて。
この年の６月、私は単身、東京へ。
１１月には家内も来てくれる。
うつ病をこじらせてどうしようもない私を見かねて・・・
２００４年正月 私 ３６歳 妻 ３９歳
上京をきっかけに写真をやめる。
家内が顔の露出を嫌がるため。
私がかけた苦労のため急速に老けだす。
２００５年正月 私 ３７歳 妻 ４０歳
今の会社に勤めて初めての正月。
躁うつ病も、少しずつ本来の調子を取り戻していった。
三川先生に出会えたことが、一番大きな快復のきっかけであった。
２００６年正月 私 ３８歳 妻 ４１歳
１月１２日に私は３９歳になり、４月２８日に家内は４２歳になった。
人生波乱万丈。
夫婦は二人三脚。
はっきり言って、こんな頼もしい相棒はいない。
♧
喪中につき年末年始のご挨拶ご遠慮申し上げます。
リス太郎
リス子
2006-07-30 14:30
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コメント(4)
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素敵なご夫妻ですね。
旅の写真とは思い出に残るでしょう。
いつまでも末長くお幸せに。
by のび太 (2006-07-31 15:46)
のび先生、ありがとうございます。ほんま、苦労ばっかしかけて、ちょっと反省してます。
by リス太郎 (2006-08-01 23:11)
すごーい！全て綺麗で、センスが良くって可愛い
ものに仕上がっていますね！！微笑ましいですo(^ ^)o
実は私たちも初めの1年は頑張ったのですが
2年目からは忙しさのあまりダウンしてしまいました。。
何事も継続は力なり。。きっと、将来2人で1枚1枚見る時が
来るんでしょうね。。何だか私まで楽しみ♪
ずっと続けていただきたいです！
by *Takako* (2006-08-02 12:20)
ほんとは写真がいいんだけどね。来年正月は年賀状を出せないので、せめて喪中葉書を奇抜なものにしようと企んでいます。
by リス太郎 (2006-08-03 02:02)