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教育基本法「改正」案の行方

教育基本法「改正」案が来週中にも衆院を通過する。
何度も言うがこれは憲法を改悪し、再び国民を戦争へ駆り立てるための序章である。
野党第一党と言いながら自民党と同じ穴のむじなの民主党には、まじめに阻止しようという気持ちはない。
それは「改正」の民主党案を読めば一目瞭然である。

今日になって教育タウンミーティングでの「やらせ発言」が明るみに出た。
自民・公明の連立八百長政権に対し、国民はもっと厳しい目を向けるべきと思う。

アメリカでは中間選挙が行われ、下院につづき上院も民主党が過半数議席を確保したようだ。
今回の選挙の最大の争点はイラク戦争だが、私が注目したのは中南米からの移民問題だ。
民主党は人口の15%近くを占めるヒスパニック系住民に配慮した政策を掲げると思いきや、逆に共和党と歩調をあわせた形で移民排除の方針で選挙を戦った。

商人ならそれでもいいと思う。
消費者が黒い冷蔵庫より白い冷蔵庫がいいと思うなら、白いのばかり作っても別にかまわないと思う。
しかし政治は違うだろということ。
だから私は思った。
政治屋ばかりなのは日本もアメリカも同じなんだなと。

日本の民主党もアメリカの民主党に似ている。
国民を説き伏せ、支持を集めひっぱっていく、そういう面倒なこと最初からしない。
国民にわかりやすく、支持を得やすいことしか言わない。
国民を欺き、自らに都合のいいことしか言わない。
だから与党との対立点が不明瞭なのである。

今の教育が悪いから教育基本法を変えなければならない、というのは嘘である。
教育基本法の精神がおざなりにされているから、さまざまな問題が起きているのだと思う。

残された会期はあと1ヶ月あまり。
抵抗勢力の議員には最後まであきらめずに闘ってほしい。
ただし民主党案などまっぴらごめんである。


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リス太郎

珍しくまともな記事がトラックバックされてます。ブログの主は元新聞記者の弁護士さんらしく、内容のある記事ばかりです。非常に参考になります。
by リス太郎 (2006-11-11 00:46) 

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