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湯の町別府旅情 (大分はドイツの魅力の巻) [旅情シリーズ]

2月11日(日)の晩は皆で宿の近くの焼肉屋へ。
別府には立命館アジア太平洋大学があり、外国からの留学生が多く働いています。
その晩、私たちは再び個室へ戻り、疲労がピークに達した私は珍しく長時間眠りました。
翌2月12日(月)は振替休日でしたが、教研集会は最終日。
午前中一杯販売すると、急いで店じまい。
同業他社は瞬く間に片付けてしまい、九州各地へと散っていきました。
私は午後3時ごろまでかかりましたが。


自室でくつろぐ私


スーパーで買った麦焼酎
「農家のガソリン」ってのが気に入った。


つまみはこれ。


KKR別府翠山荘
温泉があります。

2月12日、振替休日の月曜日は午後3時に仕事を終えました。
コンビニで弁当を買い宿で食う。
疲労が激しく少し寝る。

午後6時、別府駅で著者の先生と会いました。
別府大学教授の辻野功先生。 (元日本文理大学教授)
先生には『大分学・大分楽』という本を書いてもらってます。
これは辻野先生が主催する日本文理大学「大分学」講座が編集したもの。
多彩な執筆陣が大分の魅力を余すところなく書いてくださっています。
現在、続編として『大分学・大分楽Ⅱ』『大分学・大分楽Ⅲ』も出ています。

大分といえば1979年に平松守彦知事(当時)が提唱された「一村一品運動」が有名です。
この運動は日本国内のみならず、アジア各国でも注目され、実践されています。

辻野先生は「大分はドイツの魅力」とおっしゃってます。
江戸時代、小大名が分立した現在の大分県は、大分市以外の小都市が独自の文化を育んできました。
ドイツ帝国が成立したのは大分県ができたのと同じ1871(明治4)年。
首都ベルリン以外に、ケルン、ハイデルベルク、ミュンヘン、ハンブルク、ライプチヒ、フランクフルト・アン・マインといった地域中核都市があります。
ベルリンだけ訪れてもドイツの本当の魅力はわかりません。
大分も全く同じで、臼杵、杵築、佐伯、竹田、日田、宇佐、中津、豊後高田、湯布院といった小都市をめぐらねば、その豊かな文化を楽しむことはできないのです。
また、地域ごとの風土を生かした産業の育成が、地域経済の活性化に効果的であるとも言えます。

辻野先生のご専門は政治学です。
私が勤める出版社からは、『大分学・大分楽』以外にも多数出版されています。
香川県のご出身なのですが、大分の魅力に早くから注目し、日本文理大学(大分市)の要請を受けて京都から大分に移り住みました。
今年69歳になられますが、今も別府大学で教壇に立っておられます。

そんな辻野先生と私は、別府駅のレストランで麦焼酎の湯割りを飲みながら食事をしました。
私は団子汁を食べ、先生はちゃんぽんを注文されました。
大分の話も面白いですが、私は政治史の話により興味がありました。

でもこの教授、学生に対しては厳しいんだろうな・・・
と、勝手に想像したのですが、どうなんでしょうか?


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コメント 2

めぎ

なんと大分とドイツがそんな風につながるとは。
ドイツは魅力もさることながら、政治的にも地方が相当独立してます。州を越えると外国って感じさえします。首都ベルリンをドイツだと思っているドイツ人はいない。みんな自分の街こそがドイツだと思っている。でも、ベルリンの連邦議会議事堂にはみんななんらかの愛着を持っている。面白いです。
by めぎ (2007-02-25 19:07) 

リス太郎

めぎさんへ
ドイツへ行くのは大変なので大分一周旅行でもしたいと思います。
by リス太郎 (2007-02-26 22:42) 

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