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浪花恋しぐれ旅情 大阪のタクシー運転手はなぜ道に詳しいかの巻 [旅情シリーズ]

京阪特急は停車駅が増えたようで、ちょこちょこ停まりながら大阪の街へ。
京橋を過ぎ、大川の流れを右に見ながら沈むようにして地下へもぐる。
花見の季節や天神祭り、大川べりは活気に満ち溢れます。
電車は天満橋、北浜と停車し、終点の淀屋橋へ。

淀屋橋から大阪の中心である梅田まで徒歩15分ぐらい。
地下鉄御堂筋線でひと駅ですが、歩いてもしれてる。
私が住んでいた守口市大久保町のマンションは家賃6万円で30分ちょっとで梅田に出れる。
こうしたことも京阪電車はエラい。
沿線の路線価が比較的安い。

今回も私が泊まるのはここ。


ホテル関西

北区兎我野町にあるこのホテルは淀屋橋から見て梅田より手前。
タクシーにトランクを詰め込み「絶対おりひんぞ」という強い口調で行き先を告げる。
幸い乗車拒否されることもなく、タクシーはするすると器用に混雑を避け兎我野町へと向かう。

大阪市内でタクシーの運転手から道を聞かれることはたぶんありえない。
新米の運転手さんも当然いらっしゃるはずですが、実によく道を研究してるといつも感心する。
なぜなら大阪では、「そこ、どない行きまんのん?」などと聞こうもんなら、まず間違いなく客は降りてしまうからです。

道を客に聞くようなタクシーは時間をロスしよるに違いないと考える。
大阪人にとって時間=金ですから、絶対に許せない。
メーター途中で倒すからとかそういう問題じゃない。

時間が経てば金利も膨らむ。
そういった意味からも時間はまさしく金だということです。
この考え方は私も大阪で叩き込まれ、今も実践しています。

自分の仕事のコストを下げるということをいつも考えています。
ここでいうコストとは原価のことではなく時間のことです。
ちょっとでも少ない時間で利益を上げたい。
仕事のコストを抑えれば自分の仕事の価値も上がる。
利益があまり期待できない仕事は出来るだけ手を抜く。
やらなくてすむならやらない。

費用対効果といいますが、それとは少し違う。
効果が大きくても費用をかけてはならない。
実際に日常の仕事をしていて、どれが効果の大きい仕事かなんて言えないことも多い。
とにかくコストを削ること。
砂時計といっしょにお金がチャリンチャリンと落ちていく絵を頭に思い描くことです。


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コメント 2

>「そこ、どない行きまんのん?」などと聞こうもんなら、まず間違いなく客は降りてしまうからです

ああ アタシの中にも じつは密かにこの感覚が息づいてるのかも~(汗)
by (2007-10-15 09:00) 

リス太郎

ぺりさんへ
大阪のタクシーの運ちゃんが言ってた。道が混んでて動かないとき、東京から来た客は「しょうがないね」とすぐあきらめる。ところが大阪人は納得しない。「なんとかならんのか」と騒ぎ立てる。非常に対照的なんだそうです。
by リス太郎 (2007-10-22 04:24) 

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