浪花恋しぐれ旅情 大阪でうどんを食うなら京橋浪花の巻 [旅情シリーズ]
商談を終えて阪急電車で梅田に戻る。
時間は午後9時前。
疲れたしホテルに戻ろうか・・・などとは絶対に思わない。
今日はえりこたん、ご出勤の日。
うどんを食って御堂筋を通り曽根崎新地へと歩く。
(注:京橋浪花ではない)
きつねうどんに天ぷらをのせてもらった。
名付けて贅沢うどん。
うどんはエラい。
安くてうまいからエラい。
早くできて早く食えるからエラい。
この味は東京では味わえない。
東京にはよく、「関西風」とのれんを掲げたうどん屋がある。
大体、うどん一杯、700円以上しよる。
東京へ来たばかりのころ、何度かだまされて食った。
東京の「関西風」は「讃岐風」の間違いである。
だしの色は透き通るように薄く、味も頼りないほどに薄い。
うどんは箸でつまむとゴロンとするほどに太い。
これは讃岐うどんとは言えても大阪うどんとは言えない。
断っておくが本場の讃岐うどんはもっとうまい。
大阪のうどんはどちらかと言うと細めだ。
だしの色はきつね色で味もしっかりとしてコクがある。
このダシの香りをかぐとふらふらと暖簾をくぐってしまう。
ダシこそ大阪うどんの一番の特徴である。
大阪うどんの王道はきつねうどんである。
おあげさんを箸でつついて味をダシに染み出さす。
ダシとおあげさんを交互に楽しみながらうどんをすする。
しかし私は大阪の肉うどんを是非味わっていただきたいと思う。
大阪で肉といえば牛肉である。
しかし大阪の肉うどんに入っているのは牛スジである。
立ち食いうどんでは解凍しきれてない牛スジが無造作に入っている。
これがめっちゃうまい。
牛スジの旨味がダシに融け出てそれはそれは小泉武夫である。
大阪へ来たからといって高級な店でうどんなど食おうと思わないほうがいい。
駅周辺の安い立ち食い店でじゅうぶん。
というか、そっちのほうがうまい。
私が一番おすすめするのは京橋の「浪花」である。
ここの牛スジうどんを是非ご賞味あれ。
えりこたん
昨日「UDON」って映画見たんです。
コレ見たらぜったいうどん食べたなるよ~って。
讃岐の話でした。 讃岐のおうどんやさんがでてくるの。いーっぱい。
でもって Myお椀持参で みんなあっちでもこっちでもズルズルズルズル…
讃岐のうどんって麺が太いんですよね。
こんな太かったら 噛むのツカレルね といったら
うどんは噛むんやない 喉ごしであじわうんや~~!!
と言われました。
でもワタシはやっぱり関西のもうちょっと細いおうどんの方がスキです。
by (2007-10-15 09:32)
ぺりさんへ
「喉ごしで味わう」か。そのフレーズ、よく聞くよね。しかし「UDON」なんて映画、誰が作ったん?オーストラリア人?
by リス太郎 (2007-10-22 04:34)
temori さんへ
ナイス有難うございます。
by リス太郎 (2007-10-22 04:34)
日本人ですよ~ユースケサンタマリアとかトータス松本が出てるの。
讃岐の「町おこしフィルム」って感じです
by (2007-10-22 23:30)
ぺりさんへ
ユースケサンタマリアにトータス松本か。おもろそうやな。高松へは何度も行ったけど、値段の安さにはびっくりする。一般的な庶民が行くうどん屋は180円ぐらいだったような気がする。
by リス太郎 (2007-10-26 02:39)