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問題59の答えは「4」か「1」か

脳科学者、茂木健一郎先生の著作、『言語の恐ろしさ』より出題された文章理解の問題。
早稲田セミナーの解答速報は「5」から「3」に変更されました。
大勢に影響はありませんが4点ゲット。
まさか私のブログを読んで茂木先生に聞きに行ったわけではないでしょうが。

同じく文章理解の「問題59」も再検討願います。
生物学者の池田清彦先生の著作、『自然保護と原理主義』からの出題。
答えは「4」ではなく、「1」のはずです。

部分変更のため本文の趣旨と合わなくなっているのはどれかという問題。
原文を当たられた上で「4」だとおっしゃるなら、反論のしようもないのですが。

私は「1」を読んですぐ答えを確信しました。
念のため「2」から「5」をざっと目を通し、「1」をマークしました。
今、本文と「2」から「5」を精読しましたが、やはり答えは「1」ではないでしょうか。

「1」には次のような文が見られます。
「屋久島の縄文杉を天然記念物にして保護しようという話はよくわかる。縄文杉は一本しかない個物だからだ」
池田先生はカモシカを例に挙げ、特定の生物を貴重だからと保護するのは原理主義になりかねないと警告しています。
そんな池田先生が、「縄文杉は一本しかないから保護しよう」と言うのはあまりに不自然。

「4」はどうかというと、これは趣旨に合っています。
「自然そのもの、すなわち生態系や生物多様性そのものに至上の価値があるという考えがある」
こう書かれていますが、その後の文章はやんわりと否定しにかかっています。
文章自体は本文の趣旨に合わないように読めるかもしれませんが、行間を読めば否定的に書かれているのはわかるし、こういった文章が本文の続きの文の中に出てきてもちっとも不自然じゃない。

お忙しいでしょうが再検討願います。


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