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なぎさ和楽苑の90代のおばあちゃんとの傾聴ボランティア

前記事が不評なので新しいのを書きます。今度は躁を殺して理路整然とわかりやすく書きます。アニマルボイスさんにナイスをもらうことを目指します。私と和楽苑とは上方落語の動画撮影を通じて2020年9月からのスタートなのですが(その前に西葛西の老人ホームを片っ端から当たりましたがコロナのため駄目でした)、いつだろう?手帳を見る限り2023年9月9日なんだけどもっと早くやってる気がする。とにかくズームを使った傾聴ボランティアというのを始めました。最初は二人のおばあちゃんだったんだけど和楽苑のボランティア担当の中村様が「90うん才(忘れた)のおしゃべり好きなおばあさんがいるから専属になってほしい」と。「いいですよ」と言ったんですが私は次第に鬱状態に向かっており。ただ聞いてりゃいいというものではありません。うなずいたり合いの手を入れたり笑ってあげたり。終わったらどっと疲れます。戦時中の悲惨な話とかどう答えていいかわかりません。相手はそういった時代を駆け抜けてきたわけですから。私のような高度成長期にぬくぬくと食べ物の心配もせずに育った軟弱者とは違いますから。

あと同じ話を何度もするし。「それさっき聞きましたね」は不正解だと思っています。いかにも初めて聞いたかのように興味深く聞いてあげる。これが正解だと思います。まあ正解も不正解もないのですが。私が担当するおばあちゃんは個人情報だから難しいんですが「てるちゃん」です。とにかく明るい安村です。「安心してください。はいてますよ」ってオムツ見せたり。ってふざけるなっての。とにかく明るい。前向き。個人情報だから書けないことだらけなんだけど多趣味。辛い人生を明るさで乗り越えて来た。長寿の秘訣。私のしょーもないジョークにもよく笑う。人とお話しするのが大好き。和楽苑の仲間と話すだけでは物足りない。私に対してダレダレさんの息子は離婚したとか。中村様がそういう個人情報は言っちゃ駄目だと。そしたら職員さんから聞いたとかって。中村様が注意しとくと。そんな感じ。

てるちゃんは90代に見えない。70代に見える。そう言ったら大笑い。なに言ってんのとかって。「これからてるちゃんたくちゃんと呼び合いませんか?」「そんな恥ずかしい」「てるちゃんかわいいよ」「やめてよ」「でも本当に美人ですよ。結婚したい」「やめてよ恥ずかしい」「てるちゃん、たくちゃんて呼んで」「しのピーにしといてくれない?」「たくちゃんて呼ばれたいの!」「たくちゃん」。

ところが9月22日から徐々に鬱に落ち込み。この病気は障害なので治らない。一生、闘い続けなければならない。覚悟の前。2023年12月9日に童心社という絵本で有名な出版社で第33回扇好亭一門会があったんです。私は鬱でないときにほん弥師匠からの「しのやんなにやる?」というラインに「ふぐ鍋をやらしていただいてよろしいでしょうか?」「ええで。ぐ」となった。しかもトリを務めろと。私の鬱はさらに深いものになった。鬱って苦しいんです。台所へ行って包丁を取り出し腹を切ろうか首を切ろうかと。まあそんな勇気なく生きてますが。『ふぐ鍋』は故・六代目笑福亭松喬師匠のユーチューブを少し聴きました。他の演者のものも少し聴きましたが六代目がうまい。非常によくできた落語だし工夫次第でいくらでもおもしろくできる。

しかし私は見台の前に座って稽古することもなければネタ繰りもしなかった。9日が怖い。しかも頚椎症で左腕をやられてる。集中できない。手が震える。緊張ではありません。私は落語を演じる時に緊張したことはありません。非常にリラックスしています。マクラどうしようとか思ったんですが妻が上沼恵美子さんの鍋料理の話をしろと言うのでそうしました。そっからは頚椎症で左腕が痛いことを逆手にとって爆笑を取る。前回は歯だった。今回は腕だと。次は腰。だんだん下半身にうつっていく。

実はどこの出版社の方かわからないのですがイケメンの男性とふたりで来てくださった目を見張るような美人がいたんでず。演者から見て下手。私の落語を実に楽しそうというか興味深げに見てくださる。私が旦さんを演じるといちいち目が合う。照れる。視線をちょっとずらしておばちゃんにした。それでも熱い視線を感じる。でもそれをやりがいに変えようと思った。笑いは多かった。60点を合格として45点ぐらい。全く稽古せずにやったにしてはすごいかもしれない。着物をたたみ童心社の社長にお礼。それからみんなで打上げなんだけど鬱状態って人と会うのが苦痛なんです。腕はジンジンしびれるし。さんざんしゃべっといて「ところでお名前は?」「寿南です」「どこの出版社でしたっけ?」「新評論です」「社長さん?」「社長ではありませんが一応、取締役をやらしていただいてます」みたいな。

新入りの春秋社の若い女性が隣りに座ったので彼女が前座で演じた江戸落語の『猫の皿』を批評した。ほんとはおもいきりダメ出ししたかったんだけど遠慮した。彼女の『猫の皿』は志ん朝そのまんま。よく覚えたとは感心するけど笑いが全くない。オチでどっときたけど工夫がない。彼女の芸名は扇好亭李凡といいほん弥師匠の弟子ではなく吉川弘文館の奴凡ちゃんの弟子となっている。奴凡ちゃんもそうなんだけど丸暗記なんです。マクラまでテープどおり。李凡さんに言ったのはポプラ社様でやった落語会。私が前座で『代書屋』をやった。大爆笑だった。次にほん弥師匠。そして椎名誠さんのエッセイで有名な木村弁護士。トリはキッチュの松尾貴史さん。『猫の皿』ではなかったか。ドワスレしました。私は混同していたことに今、気づきましたが、松尾さんは殿様が猫の皿だか茶碗だかを見たいというところで「朕は…」とか言い出し「これ、誰のモノマネかわかります?」とかって。昭和天皇なんだけど。「ええんか」と思った。天皇家をおちょくるのは勇気いる。

私はしんどいのでほん弥師匠に「腕が痛い」と「帰らせてください」と。扇好亭のみんなは私が心の病気で苦しんでいることを知っているので配慮してくれるのですがお客様はそんなこと知りません。「なんで帰るの?もっと呑んで話そうよ。めったに会えないんだし」とかって。逃げるように帰りました。そして更に更に深い鬱に落ち込み24時間ベッドから離れられない状態となりました。

12月12日、てるちゃんとのズームが予定されていました。手帳にも書いています。しかしおそろしいことに私は布団にくるまりよくわからない魔物に怯えていました。てるちゃんとの約束もすっかり忘れていました。スマホもミュートにしていました。ふと気づくと和楽苑から着信。あわてて手帳を見る。「やばい!とうとうやってもた!」。中村様からの留守電を聞きぞっとしました。とうとう出入り禁止やと。とにかく中村様に電話する。どんな言い訳をしたか忘れました。それでなくても前回の落語撮影をドタキャンしてます。あの時は「熱が出た。コロナかも」とかって。なんともないのに。ただ鬱で辛いだけなのに。

今日、2024年1月6日、和楽苑の中村様に電話しました。自分が28才のときから躁鬱病で苦しんでいることを告白しました。和楽苑の入居者の中にも心の不調をかかえている方が多くいらっしゃるそうです。私は安易に薬に頼らないよう警告しました。ふさぎがちで医者から鬱病と判断されて処方された薬、私に見せてくださいと。抗うつ薬はできるだけ飲まないほうがいい。私はどうしようもなく苦しいときに医者に泣きついて飲んでますが。鬱病患者が抗うつ薬を飲むと躁鬱病になってしまう可能性が高いのです。精神安定剤で切り抜けるか薬を用いない改善をする。てるちゃんのように毎日、規則正しく、明るく笑って生きて行く。私の落語の動画で楽しんでもらえたらこんな幸せなことはない。尚、鬱病と躁鬱病は似て非なるものです。鬱病は病気。躁鬱病は双極性障害という立派な障がい者。私も障害年金をもらおうと妻が努力してくれています。

1月15日にてるちゃんとのズームをやることが決まりました。てるちゃんは人の話を聞くより自分がしゃべりたいタイプだからひたすら聞く。そしてつっこんだりボケたりする。笑わす。「てるちゃん・たくちゃん」で漫才をしようと話しています。15日が楽しみです。

中村様にはズームが終わってから落語撮影会の日程を決めようと話しています。大阪へ帰省中の妻が今晩、戻ります。彼女の都合を聞きます。そして『ふぐ鍋』です。ちゃんと稽古します。工夫もします。問題は写真紙芝居です。アニマルボイスさんから使用許諾を得ているものは私がドタキャンした『七度狐』の狐や狸の写真です。鍋料理と関係ない。アニマルボイスさんにてっちりやチゲ鍋の写真ありますかと聞いたところで「おみゃーさんはどこまでたわけだがね。そんなもんあるわけにゃー」(そんなしゃべり方しません)と言われるだけです。ネットの著作権フリーの画像を探そうかと思っています。妻と相談します。

それはさておき15日です。和楽苑ではこういったボランティアを大歓迎しています。月に一度、お年寄りと1時間おしゃべりするだけです。パソコンさえあれば誰でもできます。ズームの設備は和楽苑にあるので心配ありません。頑張ります。

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リス太郎

lamer-88さんへ
自信作にナイス一番乗りありがとうございます。
by リス太郎 (2024-01-06 17:49) 

リス太郎

ドトールの和泉さんから借りたライターを返し忘れたのでドトール行ってきます。
by リス太郎 (2024-01-06 17:51) 

アニマルボイス

和楽苑の話と扇好亭の話は、大きく「鬱」というくくりの中で分けたほうがわかりやすいかな。それでも前ブログの逸走ぶりと比べるととてもわかりやすく出来ています。
 ただ、何かあってすぐ次を書いてしまうこの行動こそが躁の状態だと思うので、くれぐれも崖から落ちないよう自覚して下さい。

りす太郎さんとつき合っていると、わーっと躁になってあれもこれもと書きちらしやりちらし、「危ないなあ」と思っているとドーンと鬱に落ちる繰り返しです。とくに奥さんがいないときにこの振り幅が大きいです。何ともならん部分もあるでしょうが、できるだけ自覚的に行動して振り幅を小さく抑えるよう心がけてください。
と、後期高齢者からのおせっかいです。
by アニマルボイス (2024-01-06 18:40) 

リス太郎

アニマルボイスさんへ
ご忠告ありがとうございます。植木等さんじゃありませんが「わかっちゃいるけどやめられない」なんです。前段については私も悩みました。おっしゃるとおりです。時間がないのでこうなりました。これが書籍ならじっくり練り上げます。崖から落ちるとは女遊びで有り金を全部使うということだと推測されますが、ドトールでチャットの返信をしているときアナンダさんから電話あり相談に乗りました。店に来てくれと言われましたがちゃんと断りました。フィリピン人は「ランナウェイ」という言葉をよく使います。「あたしィ、ランナウェイしたのォ」というふうに使います。日本人の旦那から逃げるという意味です。アナンダさんは広島からランナウェイして東京へ来てオーバーステイになり警察に捕まり広島入管に収容されました。ラッツアンドスターの『ランナウェイ』の即興替え歌でアナンダさんをなぐさめやっと電話を切らせました。安全漫才です。解散するそうですが。後段につきましては返す言葉がございません。貴重なご忠告有難うございました。
by リス太郎 (2024-01-06 20:35) 

リス太郎

妻が怒り狂ってます。
by リス太郎 (2024-01-06 20:36) 

リス太郎

頸椎のMRIを撮ります。
by リス太郎 (2024-01-06 21:20) 

アニマルボイス

あと、会社(ジャパライフ)のホームページもなんとかしないと。
個人的には、こちらのブログはどうでもよく、むしろ会社のホームページが3か月も更新されないほうが、信用問題です。
by アニマルボイス (2024-01-06 21:20) 

リス太郎

アニマルボイスさんへ
昨日は妻が帰ってきてから我が家は荒れました。それはともかくジャパライフのホームページを管理しているハイファクトリという会社から年始の挨拶があったので「あけましておめでとうっございます。いろいろ相談があるのですがお忙しそうなのでやめます」と打ったらっすぐ電話かかってきて。「外国人に対するSEO対策はどうなっているのか」という話と「ホームページを使って三国間貿易をやりたい」と。「300万ぐらいかかるけど国からの助成金でまかなえるはずだ」と。「調べます」と。そんな状態です。もちろんブログも英語や中国語で発信していきます。日本語はお遊びです。
by リス太郎 (2024-01-07 07:52) 

リス太郎

『ふぐ鍋』をざっとネタ繰りしたあと社労士の参考書をもってドトールに行った。和泉さんがレジ。「今日もいらしてくださったのね。うれしい」。そして眼鏡を外し参考書に没頭。すいすい頭に入るし記憶が蘇る。よく考えたら私は山脇康嗣先生のイミケン主催の労働関連法令の集中講座を受けてるから詳しいんだと。独学で一発合格してみせます。
by リス太郎 (2024-01-07 10:19) 

リス太郎

行政書士と社労士のダブルライセンスで業務の幅がおもいきり広がります。外国人や日本人の経営者にコンサルタントができます。ムナルのディーパク社長にわかりやすい日本語と英語で説明したら「月にいくらか(コンサル料)払ってもいい」と。また、これからの時代、現業労働の外国人が爆発的に増えます。右寄りの人からは反発もあるしいろいろ問題はあるのですが制度を整えて受け入れていかねば日本経済は立ちゆきません。日経新聞なんか「受入大賛成」です。私はそんな外国人の人権を守りたい。そのためには労働関連法令や社会保険関連法令を熟知して雇用主にアドバイスする(3号業務)。そして人を雇うときの書類作成(1号業務)、就業規則等の作成(2号業務)。そして在留資格「特定技能」の登録支援機関となる。これは入管業務をやる弁護士・行政書士なら誰でも知識があるから認定されるでしょう。問題はそのあとの煩雑さで私は認定申請していません。しかしこれからの時代、そんなこと言っていられません。しかし私は「外国人の人権を守る」ということを常に第一義に考え業務していきます。
by リス太郎 (2024-01-07 10:37) 

リス太郎

「西葛西の白髭の爺さん」ことシャンティ紅茶のチャンドラニ社長がフィリピン人のメイドを雇いたいと言ってきた。これは「外交」「公用」あと「高度専門職」の在留資格を取って条件付きでしか認められない。無理。それを詳しく説明した。奥さんが骨折してるから面倒を見る人が欲しいというんだけど無理だと知るとカルカッタの接客はと聞くので何がしたいねんと。そのフィリピン人女性とどういう関係やねんと思った。その場合は「家族滞在」や「留学」の人に週28時間以内でパートで雇うか日本人、「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」「永住者」ぐらいしか考えにくいと。メールで「高度専門職」の漢字とひらがなと公式の英語表記を送った。
by リス太郎 (2024-01-07 19:47) 

リス太郎

妻がチャンドラニ社長の奥さんを心配して「介護認定したらヘルパーが来る」というので電話。「妻がこないゆうてます」と。介護認定について簡単に説明した。「奥様によろしくお伝えください」と。妻は義母の介護をやってるから詳しい。「お前も介護認定しろ。躁病患者!」とかってめちゃくちゃ言う。面倒みきれないらしい。
by リス太郎 (2024-01-07 19:52) 

リス太郎

ちょっと煙草。8時15分になったら新記事を書きます。アニマルボイスさんが「ブログというのは日記だから毎日書くもんだ」とおっしゃるので。閲覧数は気にしません。
by リス太郎 (2024-01-07 19:55) 

リス太郎

ナイスをくださった皆様には心より感謝申し上げます。
by リス太郎 (2024-01-07 19:56) 

リス太郎

いま松山千春さんの「オホーツク」を聴きながらブログ遊びをしています。ユーチューブで松山千春メドレーを聴きながら歌ってたら妻がうるさいと言うのでイヤホンで聴いています。柔道で耳がつぶれているのでイヤホンがすぐはずれて困ります。メドレーは「オホーツク」が出てこないので検索し直しました。大好きなんですこの歌。松山が大好きなんですが特に「オホーツク」が好きです。「おうちカラオケ」というのをやってカラオケ館に行った気になるのですが妻が近所迷惑だと。ガールズバーでよく歌う「金太の大冒険」を歌ってたら妻が「キーっ」て。
by リス太郎 (2024-01-07 20:11) 

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