アミネ・カリルさん一家の件について [外国人労働者問題]
新しい年を迎える前にこれだけは言っておきたい。
アミネ・カリルさん一家の国外退去処分について書いた私の記事に多くの方がコメントをくださった。
私が出張から帰ってくると何人もの方が積極的な議論を繰り広げておられた。
アクセス数は現在１，２００件を超えており、毎日伸び続けている。
非常に嬉しいことなのだが、何人かのコメントに対しては一応反論しておきたい。
一部の論者は不法滞在であることを問題にしたいように見受けられる。
しかし不法滞在であれ外国人労働者を必要としてきた日本社会をどう見る。
その視点が全く欠落していることを指摘したい。
日本の社会、日本の経済が安価な労働力を必要としていた。
いや、今も間違いなく必要としている。
君たちが嫌がってやらない仕事に従事しているのは誰だ。
誰のおかげでぬくぬくと生活できていると思っている。
上から見下ろすのではなく下から見上げたまえ。
社会の底辺をよく観察したまえ。
以上が２００７年に向けての私のメッセージである。
ただでさえ日本人の失業者が増えているのに、そこを解決しようとせずにわけのわからない教育程度の低い外国人をうけいれたいんですね。そんな余裕は今の日本にはあるようには見えない、こういうイラン人の人達がいることによって支援をしたりだとか国費を無駄に彼らに使わなくてはいけないのです。
by against (2007-01-12 17:48)
リス太郎さん。はじめまして。この事件、やはりなんといっても罪の無い子供が可愛そうですね。
「君たちが嫌がってやらない仕事に従事しているのは誰だ。
誰のおかげでぬくぬくと生活できていると思っている。」
同感です。でも外国人労働者を必要としてきた日本社会の方がおかしいと思います。
「君たちが嫌がってやらない仕事」を、ならば経済的に自由に出来るからといって外国人にさせればいいというのは同義的に間違っていると思います。
外国人労働者がいなくて窮乏するのなら、そういう困った日本に私達は一度どうしても陥らなくてはいけないのではないですか。
日本にやってくる外国人労働者は「お金を目当てに」やってくるので嫌いです。
彼らの母国には、貧困に直面しても、安易な日本での労働を恥とし、国にとどまり一生懸命頑張っている人がいるはずです。
そういう人たちをこそ、国も私達ももっと支援すべきではないでしょうか。
そういう人たちの国づくりを足蹴にし、他国の自然を壊し、賎しい労働者を増やす方向にばかり政策を弄する日本が私はいちばん嫌いです。
そんな環境で感じる国際化にもヘドがでます。
by 検索結果から参りました。 (2007-01-12 21:13)
againstさんへ
お読みになったかどうか存じませんが、私はこの件について幾度となく発言してきました。あなたがどれだけ教育程度が高いのか知りませんが、外国人労働者を必要としてきた日本社会の責任というものを考えるべきです。
by リス太郎 (2007-01-13 05:17)
検索結果から参りました。さんへ
あなたの意見は私の意見とかなり違います。もちろんいろんな意見があっていいし、どんどんコメントしてくれていいんですけどね。
私はお金目当てに外国へ行くことが悪いとは思いません。我が国もずいぶんと南米などに移民を送り込んだ歴史があります。植民地だった朝鮮や満州、台湾にも多くの方が移住しました。それは侵略ですから国家レベルでは悪いことですが、当時の日本民衆も生きるために必死だったわけです。
ただ、あなたの意見で貴重だなと思うのは後半の部分です。よく考えてみたいものです。
by リス太郎 (2007-01-13 05:27)
ふたたび。
私が一番心配しているのは、リス太郎さんのようなコスモポリタリズムの良識がもはや社会に通用しなくなっていて、不器用だけれど愚直に生きている庶民の防衛本能を刺激して、実は反対に右傾化の温床づくりに一役買う「触媒」になってしまっているのではないか、という危惧です。
そして、「お金目当てに外国へ行くことが悪いとは思わない」という弱者を保護する言い分は、そのまま彼等が成長すると今の日本の、
「お金払ってるんだから外国で何をやっても悪いとは思わない」という考え方に直結するような気がしてなりません。
ぜひ後半だけでなく前半の部分もお考え頂いて、性急な結果を要求してくる敵に対処して下さればと存じます。
通りすがりの者の書込みに対し温かくお答え頂きましてありがとうございました。
by 検索結果から参りました。 (2007-01-13 23:12)
検索結果から参りました。さんへ
いや、あなたのおっしゃることの真意は感覚的によくわかるんです。でも、今んところ、やっぱりちょっと違う。私もよく考えてみます。コメントありがとうございます。
by リス太郎 (2007-01-13 23:16)
>>検索結果から参りました。さんへ
不法滞在した人間を本国に帰れと主張する事がなぜ
＞不器用だけれど愚直に生きている庶民の防衛本能
という解釈になるのか不思議でなりません。
いいですか？このアミネ・カリルは、18年前に不法滞在を開始しました。
その後、国外退去せずに嫁まで本国から呼び寄せ、その嫁も不法滞在になっても帰らず、子供まで作り、一家全員不法滞在になったという状況です。
勝手な理由で日本の法律を破壊しようとしているのです。
子供がかわいそうだといって、この不法滞在を認めてしまえば、第二、第三のアミネ・カリルが沸いて出てくるのです。
人権人権とおっしゃるのは勝手ですが、「日本が経済的に成功したのは他国を搾取してきたからだ」というような持論とセットにして、日本という足元を全く省みない発言をするのはどうかと思いますがね。
by NO NAME (2007-01-31 14:20)
法律は、遵守するためにあるもの感情論で話を進めれば真理は見えてきません。法律が娘さんを犠牲にしているのではなく、親父さんが娘を
犠牲（盾）にしているように思えます。他国であれば判決は如何なものでしょうか？
by 社会常識 (2007-02-01 09:31)
NO NAME さんへ
あんたのことはどうでもええ。検索結果さんは一般論を言うたはんねん。
時代にそぐわない法律なら破壊するしかないやろ。外国人労働者の入国を制限しながら、それを求める日本社会。あんたの考え方は物事の上っ面のみを見て裏側を見ようとしないタイプの典型やね。
by リス太郎 (2007-02-04 04:23)
社会常識さんへ
親父さんが娘を犠牲にしている？意味がわからんな。
他国の判決がどうであれ、日本は日本である。
by リス太郎 (2007-02-04 04:27)
はじめまして。私は、こちらの管理人さんに同感です。
私が以前勤めていた会社の工場には外国人労働者が８０パーセント以上
いました。日本人労働者が少ないのは、キツイしごとだからだそうです。
派遣会社は、不法滞在だと分かっていながら契約をして、そして派遣先を
見つけます。彼らは税金も払っています。
欧米では不法滞在でも１０年以上だったり２０年間滞在していれば、
裁判をして認められることが多いです。
イギリスでは、看護婦が少ないので外国人労働者を雇用しています。
日本の経済も外国人に頼っていて、税金も払わせているのだから、
受け入れる体制を作るべきだと思います。
失業率が高くなっているというけれど、失業している人たちが、外国人
労働者の多い職業に申し込めば雇われます。結局、職を選んでいる人が
失業してしまいますし、以前は定年まで安泰の生活だったかもしれません
が、経済がグローバル化して、海外との経済競争が激しくなったから、
アメリカ式マネージメント方式を取り入れた会社が多いのだと思います。
結局、失業率が多いのは外国人の責任だっていうのは、横暴だと
思います。現在の失業率が高いのは、会社のコスト削減方針と、機械化
が原因の場合が多いです。第一、コスモポリタンの考え方を無視するの
ならば、日本企業の海外進出や、農水産物の輸入もやめるべきでは
ないでしょうか？
この話とは違いますが、難民の受け入れも他国に比べて非常に厳しい
日本です。これだけ日本人が外国に住んでいる現在、このような法律で
国際的に受け入れられないと思います。
by ねこ (2007-02-16 20:08)
ねこさんへ
あなたの意見に全く同感です。この問題についてはこれからも精力的に発言していくつもりなので、これからもコメントを宜しくお願いします。
税金だけ徴収して国家としての責任を果たさない日本。税金泥棒ですな。
by リス太郎 (2007-02-17 08:07)
管理人様、海外から失礼します。アメリカで違法滞在している日本人（だけでなくどの国の人も）は見つかれば強制退去の処置を受けます。「これだけ日本人が外国に住んでいる現在」と言う発言ですが、この「これだけの日本人」は違法で滞在しているのでしょうか？正当（留学／移住権／ビザ）で外国に住んでいるのでしょうか？もし違法で海外で住んでいるのであればそのような人達は真っ当に海外で仕事ができているのでしょうか？違法を人情で正当化するのは間違っているのではないでしょうか？現にアメリカに２０年住んでいた友達は親の海外転勤期間が切れ家族で帰国する事になり、グリーンカードを持っていない彼女はアメリカに残り仕事をしたくても滞在の権利がなく法律で禁じられているため泣く泣く日本に帰国していきました。少し余談になってしまいますが、、、アメリカでも違法労働者を雇用している会社は経理で引っかかりやすくできているため、税金の問題で後で罰金を払わなくてはいけないようなシステムになっています。詳しく説明すると、アメリカはすべてのお金の出所そして支払いが国に見える様になっています。アメリカではすべての人間が番号で管理されています。（：ソーシャルセキュリティー番号）そのため、国はすべての個人情報をこの番号で管理しています。企業は雇用した人をソーシャルセキュリティー番号で確認し、その番号を元に税金の計算を国に支払います。従って国（アメリカ）はどの人がどれだけのお給料をもらっていてどれだけの税金を払っているのかがこの番号で確認できます。ソーシャルセキュリティー番号を所持していない人間（違法滞在者／雇用を受ける権利を持たない者）を雇った場合、通常現金支払いをする事になります。その場合全文でも述べた様に罰金を払わなくていけない様になります。日本はアメリカ等と比べ外国人を受け入れる体制が出来ていないのではないでしょうか？そしてアミネ、カリルさんの事を認めてしまったら他の同例すべてに人を認めなくてはいけないのではないでしょうか？国際化するという事は人情ではないのではないでしょうか？これも余談になりますが、、、８０年代アメリカニューヨークのコンビニやレストランのキッチンではアメリカ人が働いていました。この頃は違法滞在者を使う事が多くなっています。コンビニやレストランは出所不明な現金を扱う事が可能なため、そして違法滞在者はアメリカ人と比べ低賃金でよく働くためオーナーは好んで雇います。でもこれは結果的にアメリカ人から仕事を奪ってしまう事になっています。アメリカ人は昔は自分達でやってこれたから違法者を違法で雇わなくても出来るはずです。そして今この様な状態になってしまったのは違法滞在者に目をつぶってきてしまった結果ともいえます。アメリカでも問題になっています。そしてそれらの違法滞在者を差別するアメリカ国民に反動する動きも出て来ています。２週間前のCNNでも違法滞在者の雇用そして問題は大きく取り上げられていました。ーーーアメリカの様にならない様にしっかりうやってほしいです。
by アメリカからです。 (2007-02-17 13:46)
アメリカからですさんへ
コメントありがとうございます。あなたのおっしゃることは一部、理解できる部分もありますが、根本的に間違っています。それをここでいちいち反論してもいいですが、まずは私の記事をよく読んでいただきたいと思います。「外国人労働者問題」というカテゴリーを作っているので、ぞの記事だけでも読んで欲しいと思います。そこでの私の発言が、そのままあなたへの反論です。
貴重なご意見、ありがとうございます。これからも歓迎します。
by リス太郎 (2007-02-18 19:28)