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子ども受難の子どもの国

少年法改正(改悪だが)案が今月中にも成立の見込みだ。
刑罰対象年齢は2000年に「16歳以上」から「14歳以上」に引き下げられた。
今回は「14歳未満」がターゲット。
小学校5年生ぐらいの少年少女を少年院に送り込み、警察の強制調査も可能にするという。
子どもが犯罪を犯すのは社会の責任。
社会というのは何度も言うが、私でありあなたであり全ての大人である。
子どもじみた大人が支配するこの社会で、犯罪を犯さない子どものほうが奇特である。

与党が可決した修正案は「おおむね12歳以上」らしい。
「おおむね」ってなんだ?
そんなことに含みを持たせていいのか。

広辞苑にでも書いてあるのか知らないが、「おおむね」は前後1歳程度を含むらしい。
実際には11歳から収容が可能になるという。 (だったら「11歳以上」にしろよ)

幸いだったのは「虞犯の疑い」のある少年について警察に調査権限を与える項目が削除されたことだ。
「虞犯」とは「将来、罪を犯す可能性がある」ということだ。
不良少年はもちろん、そうでない子どもでも呼び出されて警察の質問に答えねばならない。
元の政府案はこんなことまで認めさそうとしていた。

国会で審議される法案というのは山のようにある。
眠っているひまなどないはずである。
勉強不足で問題意識がないから眠っていられるのかもしれない。
私もよく居眠りするので偉そうなことは言えないが、そういう人は国会議員になるべきじゃない。

法案を通したい側には表向きとは別の目的があったりする。
これを見抜くためにはしっかりしたブレーンを持ち、あらゆる事柄に精通していなければならない。
そうでない候補者は選ぶべきではない。

中村敦夫という人がいる。
俳優としても有名だが、元参議院議員である。
彼が月に一度発行する新聞を購読していた。
私が熱心に読んでいたのは国会レポートである。

中村は与野党が賛成する法案にもひとりで反対する。
なぜ反対するのかが細かく書かれている。
それは常会だけでも150日ある国会のほんのひとコマにすぎない。
あくびをしたり居眠りをしたり談笑したりしながら法案が次々と通っていく。
国民はいい面の皮である。

提案したい。
日々、国会で審議された内容につき、誰もが等しく無料で知ることができるシステムがほしい。
有権者には国会議員の国会における活動をチェックする権利と義務がある。
壁新聞にでもして街頭に貼り出してもらえると助かる。
お年寄りにも読めるようにできるだけ大きな字でお願いしたい。


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リス太郎

yutakami 先生へ
ナイス有難うございます。
by リス太郎 (2007-05-05 13:24) 

リス太郎

ゆゆちゃんへ
ナイスありがとね♡
by リス太郎 (2007-05-05 13:24) 

リス太郎

もんちゃんへ
ナイスおおきに。
by リス太郎 (2007-05-05 13:25) 

リス太郎

3人ともしゃべらないね。
貼り出された指名手配みたい。(笑)
by リス太郎 (2007-05-05 13:26) 

リス太郎

めぎさんへ
指名手配4人目♪
by リス太郎 (2007-05-06 00:19) 

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