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敵は我にあり (張本の次は野村)

1日は24時間、誰にでも平等にある。
純然たる労働時間が8時間で、睡眠時間が4時間とする。
12時間の勉強時間が確保できる。
そんなアホなと言うかもしれませんが、私はほぼ実践してます。

細切れの時間を活用せよとよく言われます。
電車に乗ってる時間、待ってる時間、用を足してる時間などなど。

ガリ勉くんみたいでみっともないと思うかもしれません。
しかし細切れの時間を活用するのは、単に時間が惜しいからだけではないのです。
細切れの時間には魔法の力があり、集中力が高まるのです。

電車に乗ってるときや待ってるときだけでなく、歩いている時間も利用します。
重くても参考書や問題集を持ち歩き、どこででも勉強できるようにします。
夜道を歩きながら、街灯の下で覚えたことをぶつぶつ言いながら次の街灯まで行きます。

最初にキーワードを丸暗記することで理解が進む効果があります。

たとえば、「トリムコフサイホギムサシ」。
これは法定抗告訴訟の種類でして、取消訴訟(処分の取消しの訴え、裁決の取消しの訴え)、無効等確認の訴え、不作為の違法確認の訴え、義務付けの訴え、差止めの訴えの覚え方です。

また、「カメキンキョカメントッパクニンダイカッコウツウジュ」というのもあります。
これは行政行為の種類でして、法律行為的行政行為の命令的行為である下命、禁止、許可、免除と、形成的行為である特許及び剥権、認可、代理、そして準法律行為的行政行為である確認、公証、通知、受理の覚え方です。

こんな調子で自己流の覚え方をしているのですが、もちろんこれだけを覚えても試験問題には答えられません。
当然ながらその意味やら効果やら具体的判例やらを覚える必要があります。

しかし最初にキーワードを丸暗記してしまうと、脳みそにフックができるというか記憶が引っかかりやすい。
すし詰めの満員電車でも「おまじない」を唱えて思い出し、それぞれの語句の意味などを思い返す。

そんなことをするうち点と点がつながったり、面になったり立体になったりする。
参考書をいくら読んでもちんぷんかんぷんだったことが、満員電車の車内で急に理解できたりする。

仕事帰りにドトールに寄るのが日課になっています。
閉店までとにかく集中します。
コーヒー代を無駄にしない(180円だけど)、限られた時間を有効に使う、という気持ちのせいで、かなり高い集中力が発揮できます。

昨日の晩、ドトールで、行政書士試験のテキストを広げている兄ちゃんを見かけました。
「負けへんぞ」と思いましたが、すぐに思いなおしました。
負けてはいけないのは自分自身の弱い気持ちなのだと。


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めぎ

ドトールで勉強しているリス太郎さんの姿を想像しました。
ちっともみっともなくないですよ。
by めぎ (2007-10-26 06:58) 

降龍十八章

頭がさがります。もう年なんですが、未だに朝に弱くて困っています。
コーヒー店のことはよく知らないのですが、値段の高いのがスターバックスで、安いのがドトールでしたっけ?
ドトールは確か禁煙席がないのでは?以前、ひどい目に遭ったので二度と利用していません。
by 降龍十八章 (2007-10-26 14:53) 

リス太郎

めぎさんへ
浜松出張から帰ってきました。日弁連の人権擁護大会がありまして。大江健三郎さんが特別講演。
by リス太郎 (2007-11-03 01:06) 

リス太郎

降龍十八掌さんへ
ドトールとかベローチェとかは安いです。ドトールもちゃんと分煙されてるから大丈夫ですよ。
by リス太郎 (2007-11-03 01:08) 

降龍十八章

そうですか。普通はあるのですね。
ベローチェっていうのは初耳です。
by 降龍十八章 (2007-11-03 20:53) 

リス太郎

降龍十八掌さんへ
返事が遅くなりました。ベローチェもいいですよ。ただ、私は昔ながらの喫茶店がなつかしいです。東京の純喫茶は下手に入るとえらく高いコーヒーを飲まされます。
by リス太郎 (2007-11-12 01:50) 

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