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外国人投資家が日本株を売る理由

今年は上がるとほざいた途端に下がり続ける株。
そんなもんやと思いつつも、少なからぬ責任を感じている私。
年初はサブプライムの影響で下がるとは思ったが、ここまでとは。
ようやく止まった感のある(?)ものの、きっかけはアメリカの利下げ。

アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひくらしい。
なんでアメリカがくしゃみをしただけで日本が風邪をひかなあかんのか。
わりにあわんやないかい。

アメリカがくしゃみをしたら日本は葛根湯でも飲んであったかくして寝てりゃええ。
順序が逆だと思っていたが、振り回されやすい日本市場を揶揄しているのかとも。

アメリカの経済力が世界に与える影響。
それを考えると日本が風邪をひくのも仕方ないか。

しかしサブプライムローンが日本経済に与えている影響は比較的少ない。
にもかかわらず株価の下落率は諸外国の中でも高め。

やはり売られすぎなのか。
何がそうさせているのか。

1月16日の日経新聞夕刊で、外国人投資家の日本株投資について推移がグラフ化されている。
2007年8月以降、10月を除いてすべて売り越されている。
これはサブプライムローン問題の影響だが、違う側面も見る必要がある。

去年の7月、私はスティールパートナーズのブルドック買収騒ぎをしつこく記事にしていた。
こういう閉鎖的な市場ではお金が逃げるよと言いたかった。
後から見て、確かにサブプライムの影響なのだろうが、それだけじゃないように思える。

1月16日の東証一部市場で、予想PER(株価収益率)10倍割れとなった銘柄が402社あるという。
これは去年(2007年)年末比1.8倍(177社増)だそうだ。
利益を上げているのに株価が低いとPERは減少する。
つまりお買い得なのだが、年初から一本調子で売られている。

外国人投資家が日本市場に興味をなくしている。
閉鎖的な市場と株主を大事にしない経営者。
改革を強く打ち出せない政治も彼らにはメリットがない。
よく考えたら中国やインドのほうが投資先としてはうまみがある。

政府に求められるのは世界の金のあるとこから金が集まる仕組みを作ること。
そして金を循環さすこと。
0.5%しかない政策金利を下げるの据え置くのといった議論は私には理解できない。
もっともこれは日銀の仕事だが。

私が何度も記事にしているイスラム金融もひとつの有効な手段だと思う。
シャリーア適格株式ファンドを東京市場に立ち上げる。
マレーシアなどアジアのイスラム社会でスクークを起債する。
イスラムマネーを呼び寄せるためのあらゆる手段を推し進めるべきではないか。

アメリカの利下げで円高に歯止めがかかる可能性が強い。
輸出企業の業績拡大が予測され買いが集まるかもしれない。
もちろん為替と株と先物取引は何がどうなるか予測がつかない。
しかし長い目で見た場合、今年の日本市場株価は上がるしかないように思う。


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