全国避難者情報システムのご案内（東日本大震災）

元の住所を離れて避難されている方が全国に大勢いらっしゃいます。
各種給付や国民健康保険証の再発行など、行政サービスをスムーズに受けていただくため、「全国避難者情報システム」の情報提供受付が間もなく開始されます。
（４月２５日から開始するようですが、避難先の市町村でご確認ください）

これは強制ではありません。
あくまでも任意です。
提供する情報は、

①　氏名
②　生年月日
③　性別
④　もともと住んでいた住所
⑤　避難先の住所（避難所または個人宅などの住所）
⑥　避難先の名称（施設名または個人宅など）
⑦　いつから避難先にいるか
⑧　　　―――　書かなくていい　―――
⑨　連絡先代表者であるかどうか
　　　（家族で同じとこに避難している場合その代表者・および一人所帯）

以上です。

個人情報を提供することに抵抗のある方もいらっしゃると思います。
提供しなかったからといって行政サービスが受けられないということはないでしょうし、あってはなりません。
しかし、どこのどなたが今どこにいらっしゃるかがわからないと、それもままならないというのも事実です。

この記事を読んでくださった方でお知り合いに避難している方がおられましたら、

・情報提供の受付が始まること
・任意だがやっといたほうがあとあとのためだということ
・まずは避難先の市町村役場に確認しましょうということ

をお伝えください。

個人で避難者を受け入れている方はご理解をお願いします。

東京都江戸川区役所に電話で確認したところ、私の質問に以下のように答えておられました。
（自治体によって対応の仕方が違うと思われるので必ず避難先の役所で確認してください）

Ｑ　足の悪いお年寄りなど、本人が役場に出向けない場合はどうしますか？

Ａ　江戸川区（つまり避難先の自治体）で住民登録されている方（つまり避難先に転入した人）は、ご連絡いただければ職員が避難先へお伺いします。そうでない方は代理の方がお越しになれば職員が伺うなどの方法を取らせていただきます。

Ｑ　身分を証明するものは必ず必要ですか？

Ａ　はい、必要です。しかし事態が事態ですので、できるかぎり柔軟に対応したいと思います。まずはご相談ください。

とのことでした。

あわてることはないですが、早めに確認しておくと安心だと思います。
インターネットが使える環境であれば、避難先の自治体のホームページを確認してください。

繰り返しになりますが、自治体によって対応の仕方が異なることも予想されます。
親切に教えてくれるはずなので、不明点は電話などでご確認ください。

総務省のホームページ
http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/kinkyu02_000082.html

東京都江戸川区のホームページ
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/shinsai/hisai2/system/index.html

日本行政書士会連合会のホームページ
http://www.gyosei.or.jp/topics/topic_214.html

コメント 2

この記事には関係ないけどね、私の後輩の実家が福島県の原発のあたりなのだよ。
で、避難指示が出ているところに近いのだけれど、
なんだか『死なばもろとも』な感じで
後輩の家に避難していたご両親は親戚たちに帰って来いと言われ、村八分になると困るからと早々に戻ったそうな・・・。
マスクをしていると『なんでマスクなんかしているのか?』と言われたそうな。
避難されている方たちは相当大変な想いをしているだろうけれど、ボーダーに住んでいる人たちも困惑しているのか麻痺しているのか・・・
原発さえなければ復興できるのに。
ちなみに私の母校(高校）の校舎も使い物にならなくなっていて、プレハブ教室を建てたり、体育館を仕切って勉強するらしい。新校舎が完成するのは4年後だって。

by ゆゆ (2011-04-23 22:20) 

「なのだよ」って、ものわかりのいいおっさんみたいやな。（どうでもいいか）
避難なんかしたくないのはみんないっしょ。家がなんとか住める状態なら出来るだけ早く戻りたい。もし私なら多少危険でも早く帰って生活を再建したい。強制的な避難は本当に危険な地域に限定すべきだと思う。それとグレーゾーンをつくるべきではない。国民の生命や財産を守るのは国の責務ですが、ただ避難させるだけでは生命は守れても財産は守れません。国家賠償を恐れているのなら、それは今考えることではないと思う。
by リス太郎 (2011-04-24 18:17)